小渕優子経済産業大臣辞任
2014年10月20日(月)
このブログをアップする時点では、小渕優子経済産業大臣は既に辞任しているものと思います。
観劇会の収支が政治資金収支報告に記載されていない等があり、公職選挙法又は政治資金規正法に抵触するのではないかと指摘されている問題でです。
辞任は当然として、政治家がそもそも観劇ツアーをすることに、私は非常な違和感を感じます。政治団体の後援会が、何故観劇ツアーをするのでしょうか? そんな観劇ツアーなら、民間でやっているツァーを利用すれば良い訳です。それとも、小渕氏には、その方面で桁外れの能力があり、後援会の皆が痛く感激するような低料金でのツアーを組むことができるのでしょうか。
小渕氏は、会費を取ったと弁明していますが、会費を取ったか否かが問われているのではありません。ツアーに見合った会費を徴収したかどうかです。早めに辞意を表明し、真相を闇の中にしようという意図があるように感じます。
小渕氏には、政治資金で親族企業からグッヅを買っていて、公私混同ではないかとも指摘されています。小渕氏の弁によると、政治活動で知り合った人との付き合いのために、贈答品を贈るのは、一般の団体がそのようなことをするのと同じことで、問題ないと言っています。一般の団体には、税金から政治資金が行っていませんから、全く話が違っています。親族企業からの物品の購入も税金が原資ということを考慮すると、公私混同では仮にないとしても、公私混同と疑われるようなことは慎むべきことでしょう。まともな政治家であればそうします。まともな市民なら間違いなくそうしますよ。小渕氏には、そのような理性も感性もないものと思われます。
一部マスコミによると、小渕氏は将来がある人物なので、早めに辞任をした方が良いとの報道があります。私は、小渕氏が向いているのは、プロモーターではないかと思います。群馬の田舎からバスを何十台も連ねて東京まで観劇ツアーを企画し、大成功(投票行動に結び付くとしたら大大成功でしょう。)に導くことができる訳ですから・・。このように有能な人物を政治の世界に埋もれさせておくのは、日本の損失です。
群馬県の選挙区民が次の選挙でどのような判断をするか、注目されますが、小渕氏を通すようなことになれば、全国に恥を晒すことになるでしょう。