豊洲地下水 有害物質基準の79倍
2017年1月16日(月)
小池百合子東京都知事は、豊洲地下水のモニタリングの結果、有害物質が基準の79倍検出された結果を受けて、「想定外の数値」という趣旨の発言を行いました。じゃ、一体どのように想定していたの?と思います。情報公開を標榜している以上、説明責任があるでしょう、と思います。私がなぜ拘るかというと、小池氏は移転を前提にしていたのではないかと思っているからです。→そりゃ、違うでしょう。
また、この移転問題は科学的な問題である、という趣旨の発言をしています。→そりゃ、違うでしょう。優れて政治的問題です。東京都が委嘱した専門家は、今回の数値を受けても安全上問題ないと言っています。小池氏の、「科学的な問題である」ということであれば、移転OKとなる訳です。多くの識者・関係者が主張しているように、科学的にOKであっても、市場として安全と都民に受け入れられるかどうかということが問題なのです。政治的決断しかありません。
さて、その政治的決断を行うに際しての要諦ですが、私はそもそも豊洲への移転をなぜ決めたのかということを究明することだと思います。私の見るところ、小池氏は熱心とは思えません。
このことの究明が行われれば、そもそも「ボタンのかけ違い」が分かることになります。いったん外して正しくボタンをかけることです。