ドイツ自動車メーカーのディーゼル排出ガス規制逃れ
2018年8月3日(金)
ドイツの自動車メーカーがディーゼルの排出ガス規制逃れの不正をしていることが明らかになりました。
6月13日の朝日新聞です。
フォルクスワーゲン等、ドイツの全ての自動車メーカーで不正が行われています。
「全て」というのが驚愕です。日本でディーゼル乗用車を販売しているのは、トヨタ、日産、マツダ、三菱です。(ホンダは海外では販売しています。)このうち、日産と三菱は「前科」がありますので、驚かないにしても、あのトヨタまでもが!ということになります。日本の製造業の象徴のような企業が不正を行っていたとしたら、その衝撃は計り知れないでしょう。
マツダは不正仲間には入らないかもしれません。その理由は後で。
フォルクスワーゲンの不正に端を発し、欧州でのディーゼル排撃は、私にはヒステリックに見えます。例えば、ドイツの自治体ではディーゼル車の走行を一部禁止する動きがあります。(記事参考)一定の規制をかけるのではなく、全てというのは合理的理由がないように思います。
メーカーもEVにシフトする姿勢を示していますが、実は本音と建前が見え隠れします。私の友人で大学で熱力学を研究している方がいるのですが、ディーゼルエンジンを開発していると言うんですね。その資料を送ってくれました。表向き、社会の批判をかわすために、ディーゼル排撃が落ち着くのを待っているのかもと思います。
先ほど、マツダが「不正仲間には入らない」と書きましたが、それは、マツダの排出ガス処理技術が優れているからなんです。
2016年3月のネット情報です。
マツダと他メーカーとの違いが際立っています。
マツダでエンジンを開発している方に、このグラフを添付して、「お見事! 敬意を表します。」とメイルしたところ、意外や意外、謙虚な反応がありました。
「ありがとうございます。しかしこれは自慢するようなものだとは全く思いません。他メーカーもズルをしてるわけではないですよ、きっと。」
先の資料によると、2020年からの欧州でのディーゼル排出ガス規制で、尿素処理を行わなくてもクリアできる見込みができたということです。マツダの話です。恐らく多分、他メーカーはマツダの技術水準には追い付いていないと思います。その証拠に、トヨタ、日産、ホンダは欧州でもディーゼル車から撤退するということです。
何か、私が広島人だから、マツダを贔屓に見ていると思われるかもしれませんが、私ゃ、カープは贔屓にしていますが、マツダを色眼鏡で見ているということはありませんです。