団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

反田恭平ピアノ・リサイタル

2018-08-27 16:09:09 | 音楽

反田恭平ピアノ・リサイタル

2018年8月27日(月)

 26日、反田恭平ピアノ・リサイタルへ行って参りました。

・場所:三原市芸術文化センターポポロ

・曲目 オールベートーヴェンプログラム

①創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80

②ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」

③ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2「月光」

④ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」

 

 演奏会を知ったのが4月の下旬で、既に前売りが始まっていました。チケット完売でしたので、知るのが遅かったら入手できなかった可能性がありました。アブナイアブナイ

 7月21日から全国ツァーが始まり、9月15日まで、全19公演です。全部同じプログラムです。

 会場のポポロというのは、馴染みのあるホールです。5、6回行ったでしょうか。車で約2時間です。

 

 緑の芝に囲まれた、ゆったりとした敷地にあります。

 

 びっくりしたの何のって! 開演40分程度前に着いたのですが、既に多くの方が並んでおられました。全席指定なんですよ。

 CDコーナーにも殺到していました。

 このホールは「髭の館長」というあだ名のユニークな方がおられまして、有力な新人を発掘しておられます。

 

 私が座った席からです。

 

 32の変奏曲の第一音を聴き、ダイナミックな音と直観いたしました。このホールは中ホールですが、大ホールでも音量に不満を感じることはないでしょう。

 悲愴の2楽章は、もう少し噛みしめたようなニュアンスが欲しかったです。失礼ながら途中、集中が途切れました。というか、少しうつらうつらしたんです。

 月光も、ダイナミックで躍動感のある演奏と思いましが、特段感動的ではありませんでした。

 

 それを一変させたのが熱情です。しかし、それも終楽章に入ってからです。2楽章までは、私の感性とはチト違いました。ところが、終楽章に入って俄然ダイナミックで躍動的になり(曲そのものがそうなんです)、終わりの数分は身体が震えだしました。自律神経それも交感神経系に完全にコントロールされてしまったんですね。最後の1分は曲そのものを聴いているという感じはありませんでした。(音が途切れて聞こえるという感じ!?)いやー、凄い演奏でした。滅多にあるものではありません。

 

 アンコールがこれまた凄かったです。4曲演奏し、合計35分程度! 曲そのものは良く聞きますが、題名は思い出しません。ただ、4曲目は、悲愴の2楽章でした。私がウトウトした楽章ですね。

 

 マイクを握って、先の豪雨災害に対してお見舞いを申しておられました。このCDは入場者全員にプレゼントということです。小曲が2曲入っていました。聞いたことがありますが、曲名までは分かりません。wifeも貰ったと思いきや、「いらん」と言ったらしいんです。おおバカ者であります。

 祖父母が広島だと言っていました。そういえば、私の小学校の同級生が反田と遠縁と言っていましたです。

 

 ちょっと、予断ですが、ミスタッチがかなり有ったように思います。まだ、粗削りなところがあるようです。ただ、あれだけダイナミックで躍動的に演奏する訳ですから、譜面通り弾くのは相当難しいのでしょう。言い換えれば、楽譜通り弾くことができても、ニュアンスを付けなければ、無機質な演奏になるのではないでしょうか・・。

 

 今後演奏会があれば、どうしても行きたくなるピアニストであります。

 

 

 2012年 金子三勇士

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/4333816445eaf6292ae081005ef0cddd

 

 2015年 萩原麻未

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/6e2c10f16d440916ac7135f00c6569b0

 

 2014年 牛田智大

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/4d291dd3c0ec4e0008d18bd8d9198f0e

 

 2011年 小林愛実

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/280d71ceb7a29b4835a34d58971b9f8d

 

 

コメント
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