ガーンからゴーンへ
2018年11月20日(火)
衝撃を表す擬音として「ガーン」がありますが、私ゃ今後「ゴーン」にいたします、です。ゴーンという弔いの鐘の音も重ね合わせておりますです。ハイ!
この方、人間のクズですな。(注 現在容疑段階ですので、報道されていることが事実としたら、という留保を付けます。)
報酬50億円分、過小記載していたということです。俄かには信じがたい話であります。常識的に考えて、経理は伝票と現預金の突合が基本です。突合したら50億円分乖離が出るハズであります。1円2円の話ではありません。
余程巧妙か、関係者には分かっていたが権力で抑え込んでいたのか、今後捜査が進むにつれ、広く深く不正をやっていたことが分かってくると予想します。
経営者として優秀と持てはやしたご仁が多くいらっしゃいますが、私ゃ、鼻からこのお方は嫌いでありました。
日産を立て直したということですが、実はそのプランは既に日産社内でできていて、ただ多くの犠牲者を伴うので実施できていなかったのです。ゴーン氏はそれを非情にやったというだけです。言い換えると、多くの社員を犠牲にしてのし上がった輩という訳でありますな。そしてその顛末が不正により私腹を肥やした!
wifeがこれを見て、「まだ欲しいんかね?」と言いました。いや、まだ欲しいという考えの人はあると思いますが、不正をしてということになると、ゴーン欲くらいかと思います。
フランスのルノー株は一時15%下がったということですが、日本では日産も三菱も値動きは非常に僅かです。不思議ですね。日本の株主は大した影響はないと読んでいるということですが、本当にそうでしょうか?
(2018年11月20日13:25 追記)
事件発覚時点では、日本の株式市場は既に閉鎖していました。私としたことが・・。(情けない)
ゴーン体制すなわち独裁であったため、後継の経営者として優秀な方がいるの?と思います。独裁で抑圧されていた部分がありますので、今後一斉に噴出し、混迷を来すことも予想されます。今後株価は徐々に下落するのではないかと予想します。
この方は、他人には厳しく自らには超優しいという特徴ももっておられる方でありました。日産では一時「必達目標」というのが掲げられ達成しなかったら、厳しい処遇が待っておりました。ゴーン氏も自らの必達目標を達成できなかったことがありますが、平然と言ってのけました。「私の処遇は株主が決めることだ。」その株主はルノーが多くを占めていて、ルノーの社長はゴーン氏なんですね。もちろんルノーを大株主とする株主はゴーン氏に対して厳しい処遇なんてしませんでしたよ。
私のブログでは、ゴーン氏は人気キャラクターでありました。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/d318cd03b935f0516e3700c11966bc1a
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/99ec672222ade89b89d450dfc62de030
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/6523ce5ca281ceca3efb876d28712c02
ガンジーの言葉が胸にしみます。「欲望をコントロールすることこそ真の文明である。(趣旨)