拝察
2021年06月25日(金)
宮内庁長官の「拝察」発言が問題になっています。
私の感想を言うと、宮内庁長官失格であります。
問題発言は、「オリンピック開催でコロナ感染拡大を心配している」と拝察したという趣旨です。
ということは、天皇の考えは、感染拡大を防ぐには開催しない方がよいと推測できます。
今オリンピックについては、開催も、観客数も政治マターになっているのであります。天皇は、政治的発言をしてはならないというのが憲法の要請であります。
実際に天皇が長官にどのように言ったか分りませんが、天皇を補佐する職位の長官が、政治的発言したかのような「拝察」をして外部に公開してはならないのです。
天皇も人の子でありますから、気を許した長官に対しては、外部に漏れることのない範囲内において、政治的発言をするのは、私は許されると思います。しかし、それを「拝察」して外部に公開しちゃ、お終いでしょ!
それとも、敢えて承知で言ったとしたら、国会に招致して問いたださなければならないでしょう。長官が天皇が政治的発言をしたかのような政治的発言をするのは、完全に法を超えているからです。
・・とここで、元宮内庁職員が、驚愕の発言をしたのであります。天皇が、政府に感染対策をしっかりやるよう「釘を刺した」というのであります。もしもし、天皇が政府にあれこれ指示する権能はありませんですぞ! こんな憲法無視の輩様が宮内庁職員であったとは!
私ゃ、この元職員を再雇用して、懲戒処分にしてもらいたいと思いますです。