高浜原発 差し止め 3、4号機「安全対策に疑問」
2016年3月10日(木)
大津地裁の山本善彦裁判長は、関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めの仮処分を決定しました。
私しゃ、この記事を読みながら、涙がポロポロ出てたまりませんでした。この季節、特に朝は、花粉症により、涙が止まらないのであります。
昨年の大飯原発の再稼働を認めない判決文には、その格調の高さから感動をしたものです。
「コスト問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原発の運転停止で多額の貿易赤字が出るとしても、国富の流失や喪失というべきものではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻せなくなることが国富の喪失だと当裁判所は考える。」
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/0c45a999cb3b1ab94b55afa2770d88a6
これを今読み返して、涙ポロポロであります。花粉症の影響ではなかったのであります。
今回の大津地裁の判断は、福井地裁にくらべて、より具体的なことを指摘しています。特に、「国主導での具体的な避難計画の策定が必要。関電も避難計画を含む安全確保に意を払うべきだ。」と避難計画の不備を指摘したのは重要と思います。
川内原発の再稼働の際議論されましたが、「近くの人から避難して、遠くの人はその後避難して」なんてことが実際に出来る訳ないでしょ! 誰だって、一番に逃げますよ。
私は、大津地裁の山本善彦裁判官に、最大の敬意を表するものです。大津は、私の次男家族が住んでいて、年2・3回行きます。今度行ったら、大津地裁を拝んでこようと思います。多分、県庁の近くだと思います。いや、県庁が大津地裁の近くか・・。それだけ、大津地裁の存在感が大きくなったように感じたのであります。
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