権力の庇護
2018年4月25日(水)
安倍政権の腐敗・堕落は、空前絶後と言ってよいと思います。森友、加計といった事件性を疑われるような問題から、日報などの隠蔽、データ改竄、更には高級官僚のセクハラ問題。それに加えて数々の暴言!(下村博文前文科大臣の、「マスメディアは国家を滅ぼす」はあまりに酷すぎて評論の言葉がありませんです。)
こういった問題が起きていることを、「同根」と喝破した方がおられますです。田中均元外務審議官です。田中氏は、拉致家族の帰国に尽力された方です。
4月15日のBSTBS「時事放談」での、中谷元元防衛大臣との対談で次のように述べています。
司会(御厨貴):田中さん、財務事務次官のセクハラ問題、どうご覧になります。
田中均:あの~、はっきり申し上げさせていただくけれども、全て同根だと思うんですね。この「モリカケ」の問題、これは忖度と言われた。それから色んなことが赤裸々なウソが平気でつけるということですね。今の色んなことが出て来ていますけどね、隠蔽体質、防衛省の日報なんかもそうだと思うんですね。それからこの今のセクハラ問題で、弁明にならない弁明を平気でできるということですね。それはね、私は同根だと思う。やっぱり強い権力があってその権力の庇護を受けているというところからね、やっぱり権力としての非常にアビュースというか乱用。でないとね、ああいうことを財務省の事務次官がテレビの前で平気で弁明の方ですね、と思うんですよ。それから、色んなところで、その記録が出て来ているのに、「いや記憶の限りでは会っていません」とかね、そういうことが言えるのは権力に守られているということが根っこにある。それで結果的にね、そりゃ官僚が悪いと思いますよ。そういう意味の使命感を持っていない。その結果ね、責任をとっているのはまた官僚なんですよ。みんな分かっている。世論調査もそうだけど、一体政治の責任はどこにあって誰が政治の責任をとるのか、いうことですよ。それが問題の本質であるにも係わらず、全てが官僚がいかんのだというところで、あの、これね、私が官僚だったから言っている訳じゃないですよ。日本のね、統治制度の問題として、これは具合が悪いんじゃないかと、やっぱり、強い権力というのは、自制しなくちゃいけない。自制をしないで、嘯(うそぶ)いているというのは、おかしいと私は思います。
中谷元:私は今から30年前に、若手の時に、宮澤総理とか財務大臣にお仕えしたことがありました。宮澤総理の口癖は、権力というものはできるだけ使わないようにしなければいけないよ、という言葉でありますが、やはり、権力にある者は、やはりこの国民の気持ちを察してですね、そして誠実に、そして誠意を持ってね、謙虚にやらなければいけませんので、今回の一連の対処を見てましても、何か権力的に中に逃げ込んでいるような、まぁそういった対応で、これでは国民の理解は得られないなという風に思います。
注 文脈的に分かり難い部分がありますが、忠実に再現しました。
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