かもじ海苔
2022年01月04日(火)
珍しいというか貴重な海苔を食すことがあったんです。「かもじ海苔」。
2017年2月にTVで見て、どうしても食してみたいと思っていたものです。昨年の11月に木次の魚点で見つけることができ、送ってもらいました。
30gで3,600円也! 注文した時にはまだ入荷しておらず値段も分りませんでした。送ってもらってギョ!ってなもんです。
岩に貼り付いていてこのようにして剥がします。
湯で戻すと、一般的な海苔のようにほぐれます。
さて、味でありますが、他の海苔と比べて特段美味しいといった感じではありませんでした。珍しいので高いということで納得いたしました。
私の知人は、子どもの頃から食していたようです。次のメイルがありました。
十六島は「ウップルイ」と読むのが、正確な読みだと思います。
と言いますのは、小生、生まれ育ちは岡山県の県北で、小学生時代は「千屋(ちや)」(新見市=旧阿哲郡千屋村)という、鳥取県境の寒村で育ちました。
ここは大雪が降る所で、雪のため学校が休校になることもありました。
ここで旧正月に食べる雑煮に、このウップルイの「かもじ海苔」が必ず入るのです。
正月近くになると境港から、魚の行商人がブリと海苔とハマグリをもって、山を越えやってきていました。
このころのかもじ海苔は、いまのように平たいままではなく、海苔をだんごのように(野球ボールくらいの大きさで)丸めて売っていた記憶があります。
そのころは、いまのように高価ではなかったのでしょう。
ボール状ですから、量としては相当あったはずですが、それくらいの量を各家が買うほど雑煮には欠かせない食材でした。
(小学生でも、当時は自分の歳の数ほどもちを食べる子も結構いましたから)
その思い出があり、我が家の雑煮には、このかもじ海苔を入れています。
広島では、なかなか手に入らないかもしれません。
○○さんはどこで手に入れたのですか。
我が家は今年は境港の魚市場で買いました。
例の木次の魚屋さんにもあったことを記憶しています。
この店では、ビン詰めの味付け加工したウップルイ海苔も、1瓶600円くらいで売っていました。
こちらはご飯にかけて食べたりすると、おいしいです。
出雲市の北、日御碕の東にある十六島(湾)にも一度行ってみたことがあります。
ただ、この海苔のプライスは法を超えておりますですなぁ!やっぱ、納得がいきませんでした。(笑)
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