馬鹿げている
2019年7月6日(土)
薬局の保健調剤明細書2件です。
こちらをA薬局とします。
こちらをB薬局とします。
調剤基本料ⅠがAは41点なのに対して、Bは67点。26点の差、総医療費では260円の差となっています。因みに私の個人負担は2割ですので、52円(端数切捨てで50円)の差ということになります。
えっー!てなもんです。投薬の内容が同じなのに何で差があるの! サて、どうしたものか・・。そりゃ、聞いて見ればいいじゃん、ということで、A薬局を訪ねて薬剤師に尋ねてみました。親切に教えてくださいました。
厚生労働省が一定以上の率でジェネリック薬品を出している薬局については、加算が付く仕組みにしているんですって。
これ、分からなくもないです。総医療費を抑制しようとしているので、その政策誘導としてやっているんですな。
しかし、しかしですよ、患者負担が増える政策誘導って、馬鹿げています。具体的に言いますと、私はジェネリックで良いのですが、A薬局、つまりジェネリック薬品をあまり使わない薬局を選択することになるからです。
恐らく多分、多くの患者はこのシステをご存知なく、薬局を選択しているものと思われます。多くの患者がこのシステムを知ったとしたら、ジェネリックで良いと思っている患者もA薬局(患者負担の少ない方)を選択するものと思われます。
つまり、このシステムは患者が知らないという前提で機能していると思われます。
馬鹿げていますです。
「馬鹿げている」。安倍首相が使いましたですね。共産党の志位委員長が、年金保険料について収入が1000万円を超えると保険料負担が増えない仕組みを変え、2000万円まで上限を引き上げ保険料収入を増やす提案をしました。
安倍首相は「馬鹿げている」と宣うたのであります。ははーっ!このお方は、ご自身のお考えが絶対で、その考えに反対の人は「馬鹿」だと見做しているんでありますな~。
ハハハッ、さしずめ、安倍首相に言わすと、私なんかは大馬鹿者になりますですな。馬鹿にされるって、wifeだけで十分であります。
真面目な話、
このキーワード2000万円の話は、健康保険では行われていて、政府機関でも検討しているということですので、実現するんじゃなかろうかと思います。安倍首相が馬鹿げていると言った提案が実現するという歴史の審判を見たいものであります。もっとも、安倍氏はその審判の意味さえ分からないでありましょうな・・。
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