東京都議会議員選挙
2021年07月05日(月)
評論家諸氏が、「勝者なき選挙」と分析しています。確かに、数を増やしたといっても事前の予想より大幅減の自民党が勝ったとも言えませんし、全員当選の公明党は得票率は(間違いなく)大幅に減らしているでしょうし、約2倍化した立憲民主党も野党第一党にしてはマイナー政党並の獲得議席でありますし、都ファースは大幅に減らした訳ですから、「勝者」のくくりとしては論外であります。
私は、実質的に勝った!と言えるのは共産党だと思います。議席数は前回並ですが、(間違いなく)得票率は大幅に増やしているでしょう。3ポイント程度増と予想しときます。明日結果をアップします。
立憲民主党との選挙区での棲み分けも上手くいき、立民は共産党に足を向けて眠ることができない関係になったと言えます。
つまり、総選挙へ向けてのプレゼンスは共産党が圧倒的に大きくなりました。
この選挙のもう一つの側面は、小池都知事の去就がにわかに注目されることになったことだと思います。私は、結論から言うと衆議院への転身を行うと予想しています。
小池知事は都政でも行き詰まっています。コロナ対策は、何をやってるの?口先だけは抜群のパフォーマンスですが、他県の知事に大きく引けをとっています。東京五輪を成功に導いた(このコロナの状況で、開催した、これは誰もなし得なかったことです、なんて口先抜群で言うと一定の説得力を感じる層がいるのであります。)ことを「勲章」に総理の座を目指すのであります。最後のチャンスですものね。
自民党は警戒するでありましょうが、結局小池人気に押されて、手を組むことになるでしょう。考えても見ていただきたいですが、総選挙を菅首相の顔でするのと小池氏の顔でするのとでは、大違いであります。
そのうち、菅首相では総選挙を戦うことが出来ないと、自民内では大騒ぎになると思いますが、毒であろうが何であろうが、小池人気に頼るしかなくなるのであります。
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