ユンディ・リ・オールショパン・リサイタル 広島公演
2016年6月12日(日)
ユンディ・リのことはあまり知りませんでした。楽友から「チケットは要らない?」とメイルがあった時も、ユーディ・リと思っていた程度です。「ン」が何故か「ー」になっていたのですね。「ン?」それは兎も角、12,000円と聞いて、ピアノソロにしては高過ぎると思い断ろうとしたのですが・・、この方の紹介によるチケットは良い席なんです。これまで、コンサートは夫婦でS席としていたのですが、ダウンサイジングし、一人ならということで一枚注文することにしました。→前から6列35番。左右中央ど真ん中でした。
最近行ったピアノ協奏曲のコンサートは、最前列でした。反響板からのピアノの音が「ガンガン」とうるさい感じでした。これって、本当のピアノの音ではないよね、と確かめたい気持ちもありました。
6列目というとピアノから10m以上離れていて、ガンガンという響きではありませんでした。ただ、ペタルのを踏む音が聞こえるなど、臨場感はたっぷりでした。
バラードはともかくとして、24の前奏曲は退屈しました。ピアノ・ソナタ「葬送」を聴きたかったですね。叙情的に謳いあげるというタイプではなく、虚飾を感じさせないピアニストと思いました。辻井伸行は、ちょっと「色」を感じます。フジコヘミングだと「油絵」って感じです。
アンコールの「彩雲追月」では、度胆を抜かれました。音符が丸い色鮮やかなガラスの玉になって転がっていくようでした。ピアノの表現力の奥深さを見たようです。
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