風が吹けば桶屋が儲かる
2018年6月3日(日)
「風が吹けば桶屋が儲かる」という話は、私が小学校の頃、父方の叔父から教えてもらいました。当時叔父は30歳代だったと思います。何かにつけ、器用(例えば手品をしていました。)で、話が面白かったです。強烈に印象に残ったので覚えているのだと思います。
この話は、誰でも知っていますが、逆に話を進める方が面白いです。それも、"why"と言いながらです。
①最近、桶屋が儲かるってことなんだ。
②"why"桶屋が儲かるの?→それはね、ネズミが増えて桶をかじっているからなんだ。
③"why"ネズミが増えてるの?→それはね、猫が減っているからなんだってさ。
④"why"猫が減ってんだよ?→それがね、三味線の胴を張る猫の皮が要るから猫を殺してるんだってさ!(今だったら、大炎上いたしますですね。)
⑤"why"それにしても、何で三味線がそんなに要るの?→それがね、盲人が増えているんだって。盲人ってさ三味線で生計を立てなければならないでしょ!
⑥"why"盲人が増えているか教えてくれる?→実は、風が吹いて砂埃が目に入って盲人が増えているんだよ。
以上、"why"を5回繰返すことにより、大元の原因が分かってきました。
6月4日の月曜日に、財務省が森友文書隠蔽・改竄・廃棄問題で、「真相」を発表します。「真相」とは名ばかりで、佐川理財局長(当時)の答弁に合わせるために隠蔽・改竄・廃棄を行ったと説明して済まそうとするのは、目に見えています。
財務省は、佐川局長が何故事実と違う答弁をしたのか?という"why"をいたしません。それをすると、安倍首相の「私や妻が森友問題に係わっていたら、総理も大臣も辞める」という発言に行きつくからです。
先の叔父ですが、確かな記憶はありませんが、死んだのは50歳前後だったと思います。
①"why"50歳という若さで亡くなったの?→それは太平洋戦争に行って身体を酷使してその影響があり肺結核になったんだ。
②"why"太平洋戦争が起こったの?→暴走した軍部が起こしたのさ。
③"why"軍部は暴走したの?→・・・
と、このように戦争責任を問い正す"why"が続くことになるんですね。
戦争責任を明らかにしてこなかった日本。そして、森友文書隠蔽・改竄・廃棄の真相を闇に葬ろうとしている安倍内閣。歴史の教訓が活かされていませんです、と思います。
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