「どっちも どっち」論
2022年05月1日(日)
昨日の赤旗を見て、久しぶりに目から鱗って感じがしました。
4月30日の赤旗です。
ポイントを箇条書きします。
・「どっちもどっち」論の立場はとらない。
・NATOの東方拡大や域外派兵に反対してきたが、国連憲章を蹂躙したロシアの侵略の免責にはならない。
・軍事同盟に対する態度の違いを超えて、世界が「ロシアは侵略をやめよ」「国連憲章を守れ」の一点で団結することが重要だ。
・バイデン大統領は、「民主主義対専制主義のたたかい」というスローガンだ。いま問われているのは、あれこれの「価値観」ではない。価値観で世界と二分したら、解決の力も解決の方向も見えなくなる。
現に、アメリカの立場に新興国や発展途上国などから批判が上がっている。
大切なのは、あれこれの「価値観」で世界を二分するのではなく、「国連憲章を守れ」の一点で世界が団結することだ。
次は、最近私の知人が送ってきたメイルです。
「広島市立大学広島平和研究所所長を6年間(2005~2011年)務められた浅井基文さんが、ご自身のブログで、1月からこれまでに6つの論考を発信しておられます。」
ロシアのウクライナ侵攻<br>-問題の所在と解決の道筋-|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ (www.ne.jp)
浅井さんは、最後次のように結論づけています。
最後に、私たちとしては、西側論調に振り回されることなく、ロシアがウクライナ軍事侵攻を余儀なくされた原因をしっかり見て取ることが求められる。プーチン・ロシアの「専制主義」「全体主義」「権威主義」に原因があるのではない。ロシアの安全保障環境を際限なく損なおうとする西側、特にアメリカの「東方拡大」戦略にあることを見極めなければならない。ロシア糾弾に終始するのは本末転倒であり、私たちは何よりもまず、ウクライナをNATOに加盟させてロシアの息の根を止めようとするアメリカの戦略的貪欲さを徹底的に批判することが求められている。
「アメリカの戦略的貪欲さを徹底的に批判することが求められている」とは!私と浅井さんとは、目の鱗が全く違うようであります。
浅井さんの目の鱗で、プーチン・ロシアがウクライーナで行っている、国連憲章違反の侵略、それによる残酷な人殺しが見えなくなっているようです。
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