団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ひとめぼれ

2008-09-15 09:32:18 | 食べること







                ひとめぼれ

                         2008年9月15日(月)作成

 職場の仲間が米を作っている。こういう話を聞くとすぐに、欲しくなるのが私の習いだ。4月にその話を聞いて約半年経ち、13日に分けてもらいに行った。

 米作りは大変な作業だと思うが、彼の話を聞くと、端々に米への愛情を感じる。
 米の乾燥機を持ってはいるが、天日干しの「稲掛け」のやり方をしている。この方法だと、ストロー状になっている稲の管を通して雨水が米粒に伝わり、よく熟成し美味しくなるのだと言う。
 子どもの頃、稲を乾しているのに、雨が降ったら困るだろうにと思っていたが、「雨が降った方が良い」のだ。自然ってすごい。

 ところで、三笠フーズが事故米を食用に転売した件であるが、米は食べるものだが、三笠フーズやこれに係わったブローカー達は、米を儲けの為に「食いもの」にした。
 太田農林水産大臣の、「人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない。」などの発言は、人を食った話だろう。
 私には、いずれも、米に対して「愛情のひとかけら」もないように感じる。

 そもそも農薬に汚染された米を輸入した農林水産省の責任は極めて重い。本来なら直ぐに輸出地へ返却すべきだろうが、それができないのは、ミニマム・アクセス米を輸入しなければいけないという、ウルグアイラウンドがあるからだ。

 ミニマム・アクセス米の輸入と引替えに、日本の一部の工業製品の関税を安くしてもらうというのが狙いだろう。
 私は、日本の工業製品の輸出が困難になり、仮にそのことで日本人一人ひとりの所得が減ろうとも、食料自給率の向上や食の安全安心の確保により高い評価を与える。

 分けてもらった、ひとめぼれの早稲の新米であるが、10kgで3,000円だった。安い!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大こん 並木店 | トップ | メリィハウス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べること」カテゴリの最新記事