音楽 渇望
2020年5月11日(月)
4月20日の朝日新聞です。
横山さんの演奏は、TVでも放送され視聴しました。感動的でありました。「慰め」、「勇気」、「喜び」、「希望」等々。人々によって様々な受止めができるのが、音楽文化の特徴と思います。
ドイツの文化大臣モニカ・グリュッタース氏は、「アーティストは必要不可欠であるばかりでなく、生命維持に必要なのだ。特に今は」と述べています。
そして、メルケル首相は、「財源は青天井」と言ったのであります。アーティスト達への手厚い支援がなされています。誰かと違って口先だけではないのであります。
私は、「生命維持に必要」という言葉は、歴史に残る「言葉」だと思っています。
ところで、検温の毎日であります。ふと、音楽を聴いた後の体温変化があるのか試してみました。聴いた順に記録しますと、
・ストラヴィンスキー 春の祭典 36.3℃ → 36.5℃ 全曲
・ベートーヴェン 交響曲第7番 36.3℃ → 36.7℃ 第4楽章
・マーラー 交響曲「復活」 36.3℃ → 36.6℃ 終楽章途中から
ベートーヴェンの7番では0.4℃上がっています。興奮しますので、動悸も激しくなり、顔がほてりますので、体温上昇も予想されるところです。他の人の場合どうなるか知らないのですが、音楽の力でこれだけ体温を上昇させるって、先の「生命維持」という言葉が、そんなに大袈裟でもないのかな?と感じました。
今、演奏会も「自粛」で、私は2月2日の広島交響楽団の演奏会が最後でした。3か月以上演奏会へ行っていないことになりますが、20歳以降これほどの期間演奏会へ行かなかった(行けなかった)というのは初めてです。
ただ、あまり渇望感はないんですね。CDやヴィデオで再生芸術の恩恵に預かっているからです。
でも、生の演奏は、当然圧倒的に違います。7月か8月かはたまた9月か、生の演奏会を聴く機会がやがて訪れると思いますが、私ゃ、体温計を持参して、その興奮度を計ってみたいと思っています。
37.5℃! あっ!大変!コロナに罹ったかも!(ハハハッ)
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