佐村河内守 交響曲第1番“HIROSHIMA” 広島交響楽団演奏会
2014年1月2日(木)
佐村河内守の交響曲第1番“HIROSHIMA”については、「暗い闇の彼方に希望の曙光が降り注ぐ奇跡の大シンフォニー」(チラシ)という紹介があります。
確かにその通りと思うのですが、私は、この曲には、不安、焦燥、慰さめ、怒り等といった様々な感情表現が盛り込まれていると感じました。そのいずれもが根源的な意味を問いかけてきます。
そして、曲の最後は、激しく壮大なスケールで、困難に立ち向かう意思を表明し、人々に勇気を与えパワーを引き出す音楽だと感じました。
言葉で感情を表現しようとすると、論理的に語りかける必要がありますが、音楽は直接魂に訴えることができます。私は、このことが強い感動(魂を揺さぶる)を与えるのではないかと思いました。
また、「あぁ、今日の演奏会は良かった。」というだけではなく、深く思索を求めるような音楽だったように思いました。
私の演奏会人生で、多分最初で最後となるような経験をしました。作曲者佐村河内守が私が座った席の前に座ったのです。
このチケットについては、2013年5月末に入手しました。そのプレイガイドで一番良いと思われる席でした。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/c0192089802b61ac200d0f060e11a6da
当日は、ほぼ満席でしたので、予鈴が鳴っても、私の前の2席が空席というのは不自然でした。少し予感がし出したその瞬間、拍手を伴って佐村河内が(多分)奥さまと一緒に登場したのです。私は、私の目の前に立ち振り返って聴衆に挨拶するする佐村河内に、心臓がバクバクしながら拍手をしました。(妻によると、佐村河内ご夫妻と並んで座っていたのは御両親ではないかと言うことでした。私は興奮して冷静に見ていませんでした。)
演奏終了後、壇上に上がった佐村河内は、「皆さん、有難うございました。」と述べました。
聴衆はスタンディングオベーションで応え、拍手は6分45秒間続きました。
私の生涯で最も印象に残る演奏会の一つとなりました。(ブラヴォーーー)
・2013年12月28日(土)
・広島市文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)
・佐村河内守 交響曲第1番“HIROSHIMA”
・指揮:金聖響
・演奏:広島交響楽団
私の知人がこの演奏会へ行くというものですから、演奏終了後出口で待ち合わせることにしていたのですが、寝過ごしてしまって来れませんでした。14時開演だったのですけど・・。原因は多分ですが、二日酔いです。まぁ、私はチケットを購入していたのに忘れたことがありますので、他人のことをとやかく言えませんが・・。
広響の演奏会でこれだけ並ぶというのは珍しいです。
でも、当日券もあったのですね。
演奏終了後、壇上に上がった佐村河内守は、深々と何度も頭を下げました。
「初演」!!
演奏後も スタンディングオベーション!
素晴らしい会場と雰囲気で、また作曲者の間近で このホールで同じ空気を吸って 音楽を聴くことができる、、、何よりも最高の音楽の楽しみ方ですね。
「初演」では必ず成功を収めた!という曲ばかりではないと聞いていますので、最高のコンサートだったということですね。
最近では池辺晋一郎さんの交響曲第9番が 2013年9月15日 東京オペラホールで 下野さん指揮 東京交響楽団での初演がありました。BS放送で見ました。初演はいつもながら、windyさんが座られた座席付近に 作曲者 が座っていて、演奏会後にそこからステージに上がり挨拶を述べる、、、というセレモニーになっています。
その昔、芥川さんの初演を何回かコンサートで聴いたおぼえがあるのですが、今ほど、「初演」というインパクトやアピールが少なく、、記憶に残っていないのです。
この佐村河内守氏の初演。。。TV放送かFM放送があればイイですね。
この曲は、魂を強く揺さぶるものがあると、改めて思います。
最近気が付いたのですが、マーラーの3番に似た部分があります。作曲段階で念頭にあったのではないかと感じています。
残念ながら流石に広島公演は行けませんでしたが、佐村河内守の交響曲第一番HIROSHIMA全国ツアーの関東公演は、6公演全て行きました。
その6公演がほとんどソールドアウトかつ、演奏終了後はもれなくオールスタンディングオベーションとなり、涙と熱狂の嵐となります。長くクラシック音楽のコンサートに通いつめてまいりましたが、カラヤンの大阪ラストコンサートや、朝比奈隆先生の引退コンサートでもここまでのスタンディングオベーションにはなりませんでした。
歌詞のない音楽に国境はありません。佐村河内守の超緻密で荘厳な魂を揺さぶられる天才的な音楽は世界を震撼させることでしょう。
その日は遠くないと確信しております。
ウィーンフィルの第1コンサートマスターの巨匠ライナー・キュッヒルが佐村河内守の《ヴァイオリンのためのソナチネ 嬰ハ短調》を演奏するのですね。
本当に世界が見えてきました。
関東公演6公演制覇とは凄いですね!
朝比奈隆の引退コンサートを聴かれたのですか・・。それは羨ましい限りです。私は東京公演があればチケットを入手したいと願っていたのですが、亡くなってしまわれました。
キュッヘルのソナチネ嬰ハ短調ですが、広島市内では公演がなく、車で1時間半程度のところの安芸大田町であります。400席と小さなホールです。チケットの入手は並ぶ必要がありそうです。まぁ、私は毎日が日曜日ですので、いくらでも並ぶことができます。
THE 100人
【2014日本の主役】
安倍首相、カルロス・ゴーン、小泉元首相に並び佐村河内守が選ばれています。
天下のNHKにお墨付きで天才と呼ばれ、天下の日経系で何度も何度も認められ。
もはやアンチ佐村河内守の発言は嘘まみれ、讒言まみれとしか言いようがなく憐れむべきものです。
佐村河内守は日本の宝です。
佐村河内氏は、今年の主役の100人ですか・・。
ちょっと、それるのですが、ゴーン氏も載っているとは!私は既に、gone personと思っていますけど・・。
先日、クラシック音楽fanと話す機会があったのですが、歴史に残る作曲家であるかどうかです。率直に言って、私には今の段階では分かりません。
そんなに佐村河内批判があるとは、私は知りませんでした。
先入観なしで聴いて良かったと思っています。「模倣」と「創造」の違いって難しいと思いますね。
絵の場合は、模写から入るケースが結構ありますね・・。
>佐村河内守は日本の宝です。
>論だが私から言わせれば、下らないアカデミズムに翻弄されずこの時代に独力で凄まじくも素晴らしい長大作を遺した佐村河内守は歴史に名を刻む作曲家になろう。
全てが明るみに出た今のこいつらはどう考えているのだろうか。
私は、作品には罪はないと言ってきました。私は、「全てが明るみに出た」後でも、この曲には感動します。特に最終楽章の「曙光が見える辺り」から。
最近ある音楽家から、世界的に著名な指揮者が広島交響曲を良い曲だと評価しているという話を聞きました。
私のブログへコメントを寄せてくれた方も、いわば騙されていた訳ですが、純粋に作品をどのように評価しているか気になりますね。