シュターツカペレ・ベルリン演奏会
2016年3月6日(日)
久々に海外オーケストラを聴きました。どうしても、広島交響楽団との比較で聴いてしまいますが、まず一番に感じたのは、弦の音の違いです。広響の方が、明らかに柔らかい音を出します。もっとも、柔らかい音だから良いかどうか、私はよく分かりません。次に、シュターツカペレの方がパンチのある音を出すということです。パンチのある柔らかな音って、あるのかしら。
・2016年2月24日、上野学園ホール(旧郵便貯金会館)
・ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲
・モーツアルト オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲変ホ長調K297b
・ブラームス 交響曲第2番ニ長調作品73
・指揮:ダーヴィッド・アフカム:シュターツカペレ・ベルリン
ウェーバーの曲は、改めて聴くと、なかなか色んな場面を想像させる音楽で、良く出来た曲と思いました。出だし、弦がピアニッシモで奏でホルンが続きますが、完璧とはいい難い演奏でした。
モーツアルトは、4人の独奏者の至芸を見た感じで、約30分の間、退屈することがありませんでした。2楽章まで、クラリネットが主旋律を奏でオーボエが続くのを、私はアレッという気持ちで聴いていました。クラリネットよりオーボエの方が「上」と思っていたからです。だた、終楽章はオーボエが主役でしたね。
ブラームスは、エンディングのめくるめくる躍動感が欲しかったと感じました。
ともあれ、本格的な海外オケを久しぶりに聴き、大満足でした。
19時からの開演です。30分早くしてください。反省会の時間が少なくなります。
東芝がスポンサーになっていて、廉価です。今後も続くのかしら・・。経営危機ですので。
このホール、ピアニッシモで空調の音が聞こえるのです。空調の音を聞くために来ているのではありません。
私が座った席からです。オケの配置ですが、コントラバスが左で、昔の形でした。
演奏終了後、コントラバス奏者だけが残り、楽器を磨いていました。
ダーヴィッド・アフカムという指揮者は全く知りません。音楽好きの家に育ったようです。
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