団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

go went gone

2020-01-02 16:39:30 | 社会

go went gone

 2020年1月2日(木)

 goの時制は、こうでしたっけ?「go went gone」。ゴーン氏は、行っちまった!

 

 1日の朝日新聞です。

 刑事被告人のカルロス・ゴーン氏が国外逃亡しちゃった!もち、犯罪であります。

 1日のTV報道で、この問題とからめて、日本の司法制度を批判する論調がありました。曰く、①取り調べに弁護士を立ち会わせない、②先進国で死刑があるのは日本くらい。

 日本の司法制度に問題があることは分かります。もっとも、問題のない国ってあるのかしら?とも思います。それはともかくとして、ゴーン氏の不法逃亡と司法制度をからめた話って、私ゃ、ナンセンスと思います。

 極論を言うなと言われるかも知れませんが、司法制度に問題があれば不法逃亡しても良いの?ということになりますですわな。ここで、中国なぞと一緒にしてはいけませぬぞ、と思います。中国って、前近代社会なんです。民主主義国家ではないんです。日本は曲がりなりにも民主主義国家ではあります。

 余談になりますが、安倍嘘つき権力私物化立憲主義破壊の安倍政権が、その民主主語を破壊しようとしてはいますけど・・。

 

 これ、ゴーン氏の「声明」なるものです。「不法な日本の司法制度」と宣うておられます。エビデンスを明らかにしてもらいたいものであります。

 「私は正義から逃れたわけではありません」とも宣うておられます。ゴーン氏の「正義」って何?明らかにしてもらいたいものであります。

 

 というか、この方の正義とか基本的人権とか、得手勝手な利己主義と思わざるを得ません。

 

 元、部下が明確に本質を指摘しています。「裁判で堂々戦うことができないから『逃亡』したんでしょう。」→笑い者であります。

 

 

 件の自動車評論家氏が、この事件についてコメントしておられます。

 

「今度どうなる? ゴーンさん自身は正々堂々戦いたい気持ちを持っているようだけれど、これから最高裁まで戦おうとすれば下を見て10年くらい掛かる。加えて一審で実刑になったら刑務所に入らないとならない。もはや楽しい将来無し。日本から脱出してレバノンに入れば、日本との間の犯罪者引き渡し条約無いため普通に自由な生活を過ごせるし、仕事だって出来る。

一方、日本の当局にとっても悪い話じゃないのかもしれない。裁判で有罪に持ち込むのは難しいと言われており、無罪になったら日本の法曹界を揺るがす。責任を取らなければならない人も出てくるだろう。逃げられたら「やはり悪いことをしていた」ということで逮捕を正当化出来る。加えて日産から放逐出来たし、15億円という保釈金が国に入ってくるのも大きい。」

 

 大変失礼ではありますが、このお方司法制度についてご理解しておられないようであります。「15億円という保釈金が国に入ってくるのも大きい」と銭金を天秤にかけておられますが、「銭金」を天秤にかけるようようなことをしないのが司法制度なんですね。

 

 もし、銭金を天秤にかけるようなことをするのであれば、裁判結果って、銭金勘定になっちゃいますわ。(笑)

 

 私は、この事件での一番の教訓は、超セレブであれば、違法なことをして刑罰から逃れることができる、その一端が表面化したってことだと思います。これは法の下の平等に反しますので、何としてでも、阻止する必要があり、そのための、司法制度改革が必要だと思います。

 

 ゴーン氏は、これから得手勝手な理屈を捏ねまくるでしょうが、何を言うか?楽しみであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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