広島土砂災害
2014年8月22日(金)7:30
今、私の住む広島市南区では、激しい雷雨が起こっています。私がいる部屋の窓ガラスが雷の振動でガタガタしています。
今回の災害(画像参照)が発生した安佐南区・安佐北区とは直線距離にして10数㎞ありますが、その地域で雨が降らないことを願うばかりです。
いきなり、偉そうなことを言いますが、私が市長であれば、第三者委員会を立ち上げて検証を速やかに行います。今回の行政の対応は後手後手の部分がかなりあります。素人が考えても「?」な点ですが、広島県が災害対策本部を設置したのですが、市が設置したのその1時間半後です。普通逆ではないですか・・。また、更に検証すべきは、何時、誰が、どのような情報に基づき、様々な決定を行ったかです。最高意思決定者の市長がどのように係わったが最も重要です。
広島市では1999年にも土砂災害がありました。その時の教訓が活かされたのかも気になります。
今後、二度とこのような犠牲を出さないためにも、速やかに検証を行い、その経過も含めて、一切を市民に明らかにすることが求められます。
昔から、治山治水が政の重要な課題でしたが、今も変わっていません。
昔は、自然に対する畏れがあったと思いますが、今はむしろ、傲慢になっているのではないでしょうか・・。自然を科学技術でコントロールできると。
自然に対して謙虚になることが、問題解決のカギになるような気がします。
今日のTVで神戸市と広島市が、土石流の災害という点で、状況が似ているということが報じられていました。昔神戸で600人超の犠牲が出た大雨による災害があったのですね。
先日の東日本大震災でもそうでした。偶然、東京出張で2日間、成田空港で足止め、、やむなく、新潟~北陸経由で帰神したことも記憶に新しい。。。
宮古のご親戚は、全て家財道具を失った。あの町役場の上に遊覧船が乗っかった画像。。。あのフェリーの持ち主が私の親戚でした。
私は生物バイオ系の専門科学者でありますが、素人でも日本は災害大国であることは明確です。そこには科学技術や医療ライフサイエンスを凌ぐ膨大な国家予算が「防災予知」と、巧みに題して予算が投じられています。
がしかしながら、災害の初期段階では全く ヒト・カネ・モノを投じられていないのが 今の日本です。
市が、、、自治体が、、県が、、、、何時になった日本という国が動くのか 毎回災害発生したときに 日本の体制の悪さの歴史が繰り返されています。
神戸市も「ゲリラ雨」で、この六甲山から成る扇状地が災害の主因になっています。天井川があるくらいです。JR線路の上に川が流れるのです。至る所で年中、砂防工事、砂防ダムの建設、メンテがなされています。
ヒト・カネ・モノ 災害に投資を!
神戸の理化研の挽回や、夢物語のSTAP細胞への巨額の支援するよりは、、むしろ、日本国家が投資しなけれならないイベントがあるはずだと痛感します。
>被災してからの対応より被災しないような予防的な対策が必要なのではないでしょうか
ご指摘のとおりだと思います。
危険地域の周知等、行政の役割が基本的に大事だと思いますが、住民も自覚を持つ必要があると思います。
行政に全てを頼るとなると、そのコストは計り知れないことになるからです。
ただ、今回は行政の怠慢が被災原因に大きく関わっていると思います。
海辺に住めば津波のリスクがあり、山に住めば土砂災害のリスクがあります。
今回の被災地域の様子をTVで見る限り、山を切り開き山林のギリギリまで宅地造成をしている極めて危険な場所という印象を受けます。
驚いたことに県営住宅と思しき集合住宅も見受けられました。
そもそもの問題はこのような危険な場所を宅地に選んでいることです。
再発防止にはリスクの高いところに住まないということが大前提ではないでしょうか?
被災してからの対応より被災しないような予防的な対策が必要なのではないでしょうか?
言葉足らずで、誤解を与えました。
貴方のご指摘のとおり、現時点では救援活動を最優先ということは当然です。
昨日、友人と3人で、この問題、特に再発防止はどうあるべきかという話をしましたので、その時の意見をアップしたものです。
現場にはまだ行方不明者50人超もいるんですよ!
そんな中、現在自衛隊員等が懸命に救助活動にあたられています。
今このタイミングで言うべきことなのでしょうか?
まだ復旧も救助活動も現在進行形ということ直視していただきたい。
疑問と怒りにより一言書かせていただきました。