中国、新エネ車を義務化 トヨタ・マツダEV開発
2017年10月1日(日)
EV化が、私なんぞの予想より、遥かに速いテンポで進展しそうになりました。
中国では、2019年から生産・輸入の10%を電気自動車などにする規制をするそうな。
9月29日の朝日新聞です。
2019年というと、直ぐですわなもし。
もし?と付けたのは、遅れを取っている自動車メーカーに投げかけたものです。
・・と、遅れをとっているメーカーのトヨタとマツダがEV開発でデンソーと共に新会社を設立するそうな。
トヨタが後れをとっていると書きましたが、実質的にはNoであります。現行ハイブリッド車からガソリンエンジンを取り除いちゃえば、電気自動車の出来上がりですから。もっとも、モーター出力を大きくする必要などの問題はありますが、基本的にはOKです。マツダは、その技術をもらっちゃうという訳ですね。
マツダはスカイアクティヴエンジンの開発に資源を投入し、完全に後れちゃっています。ただ、トヨタとの提携という保険が効きました。
9月28日の自動車関連の株価です。
トヨタは21円高。
マツダは52円高と大きく値を上げています。仮に、マツダがトヨタと資本提携していなければ、これほどまでは、上げますまい、と俄かアナリストは思うのであります。
この新会社設立は、マツダにとって大きなメリットがあると株式市場は評価したものと思われます。
電気自動車にとって、一番大きな課題は、電池です。それ故、私は「電池自動車」と称してきました。
その課題の中でも大きいのはコストの問題でしょう。電池って高いです。電池の性能向上は、技術的ブレイクスルーが必要と思いますが、それまでは、量産によるコスト削減で凌ぐしかありません。今回の中国の方針は、その量産化に拍車をかけることになり、そこにブレイクスルーが起こると、一機にブレイクすることになると思います。例えば、コスト半分、重量、体積、航続距離がそれぞれ2倍程度になったと仮定すると、現行ガソリン車と遜色なくなります。あとは、充電時間だけでしょうか。これも、様々な工夫により、ある程度は解決しますので。
10年後の自動車の世界は、劇的に変わっている可能性があります。ただ、そのためには、電池電池電池であります。
突然話は変わりますが、小池百合子東京都知事の賞味期限は10年とありますまい。つまり、電池自動車が普及するのと反比例になる訳であります。小池と電池、まったく辻褄の合わない話になりました。
あっ、「池」という字が両方共付いていました。(-_-;)
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