団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

またゾロ サラ金(話題)

2008-02-13 10:21:58 | Weblog
              またゾロ サラ金(話題)

                           2008年2月13日(水)

 2月10日、電車の吊り広告で見ました。
 「きりん、さげました。」。「?」。「きりんがさげた」って何だろう?
 もう一度良く見ると、「きりん」ではなく「きんり」ではないですか。普通「金利」と書くのではないでしょうかね。

 きりんが頭を「下」げて、「きんり、さげました。」と「新しい利率の札」をくわえて「提」げている。
 駄洒落派の私として、この広告のセンスは買うとしても、憂鬱になりました。

 ひところ、サラ金のTVコマーシャルが激しい時がありました。
 私は、このコマーシャルを見ると、ホントに、胸が「ムカムカ」してきましたので、すぐにチャンネルを替えていました。

 これが、また復活するのですかね・・? イヤですねぇ。

 「グレーゾーン金利」と言われる、利息制限法と出資法の間の金利が、2006年1月13日の最高裁判所の判決で「違法」ということになり、社会的批判もありコマーシャルを「自粛」していたのでしょうか。それが、「ゾロ復活」です。
「またゾロ サラ金」です。

 2月3日のTV番組「サンデープロジェクト」で、このグレーゾーン金利について、(株)フィナンシャル社長の木村剛氏(竹中平蔵氏の右腕と言われていた人物で、私は竹中氏が嫌いだから、したがって木村氏も嫌い。)が、「貸した時は合法なのに、遡って違法だというのは、法治国家ではあり得ない」、という趣旨の発言をし、最高裁の判決を批判していました。

 「罪刑法定主義」というやつですね。確かに、罪刑法定主義は近代法治国家の大原則です。しかし、先のグレーゾーン金利の問題は、裁判所の判断が、貸付けた時より後になっただけで、罪刑法定主義にもとるとは、私は思いませんですけどね。

 「またゾロ」の背景には、サラ金の規制を厳しくすると、ヤミ金を横行させるようになる、との議論がありますが、私はヤミ金並の取り立てを行っていたサラ金業者をいくらでも知っていますがね。
 
 こういったサラ金業者から、献金を受け取っている政治屋がいると聞いていますが、こういった輩が、サラ金業者に有利な活動をするなんぞといったことを想像するだに、怖いですね。

 とまれ、
「サラ金復活 万歳!」
「規制緩和 万歳!!」
「新自由主義 万歳!!!」

 あっ、反対でした。つい、コマーシャルが知らず知らずの間に、私の頭を洗脳していたんですね。(怖)

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2 コメント

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まったくですねえ (noonuki)
2008-02-14 08:30:15
罪刑法定主義なんて言葉をそういう文脈で使うところに明らかな謀略性と言うか欺瞞性を感じます。
それであれば立法の精神を云々して欲しいものですね。
というより、初めから二重法体系があって何が罪刑法定主義だ、と嗤ってしまいますが。

まあ、不況になってもサラ金とパチンコ屋のCMで潤っているテレビ局も、PPVへの移行で自縄自縛になって崩壊するわけで、いずれにしてもこの国はもう長くないかな、と諦観が先に立ちます。
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noonuki さんへ (windy)
2008-02-14 18:15:17
 noonukiさん、こんにちわ。

 ブログを読んでいただいて、有難うございます。

 私は、どうしてヒットしたのか分からないのですが、半年くらい前に、あなたのブログを発見しました。ホームランでしたね。「お気に入り」登録済み。


 恥ずかしながら、少しあなたの語り口調に似てしまって。申し訳ありません。
 今後もよろしくお願いします。
 
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