トランプ一色
2017年1月10日(火)
年末年始の討論番組は、トランプ一色といった感じでした。様々な視点で、識者が討論する訳で、浅学の私としては、どなたのご意見もごもっともという部分があり、非常に参考となるものでした。「どなたのご意見も・・」というのは、自らの意見のなさを表明するようなもので、それではイケンので、少々私見を述べさせていただきたいと思います。何やら、論述試験を受けるような気分であります。
政治家に求められる資質として、国家百年の計云々というのがありますが、私ゃ、トランプ氏には、そのような理念なんか微塵もないと思います。目先利益だけですわ。目の前の四半期の利益をどう上げるかということですね。「利益」とはアメリカfirstと既に公言していますね。
短期利益追求ということは、政策が目まぐるしく変わる可能性が大いにあるということです。閣僚人事が発表されていますが、私ゃ、コロコロと替えると思います。
次に、これはどなたもおっしゃっておられませんが、私ゃ、トランプ氏は大統領を辞めた後の自らのビジネスを考えて行動すると思いますね。大統領中も勿論それを睨んだ行動をすると思いますが、さすがにおおおっぴらにはできませんのでね。その視点から見ると、ロシアと接近することの理由が分かる訳であります。トランプ氏にとっては、ロシアはフロンティアなんですね。
まぁ、究極の大統領という地位の私物化と言えるでしょう。
目先、減税をし、公共投資をすれば、経済は活性化するでしょうが、公共投資の財源は借金によることになりますから、これって、日本の二の舞というか、アメリカそのものの双子の赤字が再来することになりますね。→後の世代の負担になります。
公共投資の中身は、軍事費も入りますので、額の巨大さの割に生活を豊かにすることには繋がりません。
トランプ氏が成功するとしたら、外国とりわけ中国次に日本から譲歩を引き出し、経済のみならず軍事も優位に立つことでしょう。しかし、それは中国の利益に反しますので、中国からの反発は必至で、何せ共産党の一党独裁という超危険な国ですので、世界は緊張に引き込まれることになりますね。
日本はどうかというと、基本的にアメリカ言いなりになります。しかし、それは日本国内で反発を引き起すことになり、ヤベー政権打倒の動きが大きくなるでしょう。
以上、私の悪夢に近い初夢でした。(「夢」にしたのは、私の憶測だからです。)
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