堺市長選挙
2013年9月14日(土)
15日告示で29日投票の大阪府堺市長選挙が注目されています。
橋下大阪市長の掲げる大阪「都」構想による堺市の分割・廃止か、現職竹山市長の分割・廃止反対かが争われています。
私は、竹山氏の圧勝になると思います。読売新聞の世論調査では、60%の堺市民が「都」構想参加に反対しています。根底には、堺の伝統的な自治意識があるのでしょう。
橋下氏は、府市の二重行政をなくすと言っていますが、このことになにやら胡散臭さを感じている人が少なくありません。橋下氏は、兵庫県の宝塚を大阪「都」に含めると言い、今年の宝塚市長選挙で惨敗しました。「二重行政」と宝塚を大阪「都」に含めることが何の因果関係があるのでしょうか。私は橋下氏の権力志向にあるように思うのです。それは、橋下氏の、職員に対する思想調査などの強権的な手法を見れば明らかです。権力者は組織が大きいほど権力を誇示できますから・・。
このような強権的な大阪「都」構想に危惧を抱いてか、嘉田滋賀県知事や井戸兵庫県知事、矢田神戸市長が竹山市長を応援しています。周辺自治体の協力・理解も得られないようでは、俗な言葉で言えば、「顔を洗って出直して来い」ということでしょうか。
また、今度の選挙は、橋下氏の人物が裁かれるという意味合いもあると思います。従軍慰安婦問題では、「慰安婦制度は必要だった。誰だって分かる」という趣旨の発言をしたのに、発言の撤回や謝罪がないどころか、「マスコミの誤報」と言い逃れています。
先の東京都都議会議員選挙や参議院議員選挙で惨敗を喫したのにも係わらず、党代表として責任もとっていません。他人には鋭く責任を追及するお方ですが、自らには随分と甘いと感じた人は多いと思います。政治家としての資質に疑問をもった方も多いと思います。
さて、選挙結果は、ダブルスコア以上になると思いますが、橋下氏が自らの責任をどのように「言い逃れ」するかが見ものです。私は、野次馬として、このことがこの選挙の一番に関心事です。
9月18日の朝日新聞社会面に大きく報じられました。
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