水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

コンビニ

2008年07月01日 | 日々のあれこれ
 毎朝のように立ち寄るコンビニに、愛想のないおねえさんがいる。
 ほとんどすっぴんで、色気も感じられないが(びみょうにセクハラになりますか?)、仕事はできる。
 レジ打ちも袋つめも手際よい。
 商品を袋に入れる動きをみているだけで、この人大丈夫かなという店員さんを最近よく見かけるようになったが、この人はてきぱきしている。
 愛想がないといっても、「○○円です」「ありがとうございました」という声は的確かつほどよいトーンでかえってくる。
 でも、目はぜったいに笑っていない。
 けっして不快ではないが、毎日のように行くのだし、たまには笑顔を見せてくれてもいいのではないか、と思うことはあった。
 他の店員さんと談笑している姿もみたことがない。
 孤高の人という雰囲気さえただよう。
 その人を数日みかけなかった。
 長い間勤めていたから、さすがに辞めたのかなと思っていたら、今朝はいた。
 こちらから「おはようございます」と言ってみた。
「おはようございます」という声が、コンビニ店員として文句の付けようのないトーンでかえってきた。
 もちろん、目はあわせてくれないし、笑顔もない。
 でも少し安心した。
 将来もこの人と談笑することなどないとは思うけど、少しうれしかった。

 コンビニの24時間営業が規制されることになりそうだ。
 それがいいんじゃないかな。日本はこの先、治安がわるくなることはあっても、古きよき時代にもどっていくような変化は予想できない。
 深夜帯のコンビニは、悪い子たちにとっては、かんたんに悪さできる場所のはずだ。「防犯機能もある」と新聞には書いてあったけど、それは筋違いだ。防犯はコンビニの仕事ではない。
 
 7月7日、サミット開幕の日に、夜8時から10分間みんなで消灯し、地球温暖化について考えよう、という連絡が市からまわってきた。首都圏のいくつかの県や市での企画のようだ。
 どんな意味があるの?
 こういう企画をきっとたくさんの人が時間をかけて考え出すのだ。何時間も会議を開き、ホームページで告知して、チラシつくって、どれくらいのお金をつかっているのだろう。
 もったいないなあ。ていうか自分たちのやっていることを客観的にみることができないのだろうなあ、こういうことを考え出す人たちというのは。
 そんなヒマがあったら、武田先生の『偽善エコロジー』(幻冬舎新書)をまず読んだらどうだろう。
 そんなヒマがあったら、深夜の時間帯に防犯活動でもしたらどうだろう。コンビニ店員さんの何倍も給料もらってるのだから。

コメント (1)
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