昨日は、お寒いなか、川越市民会館まであしをお運びくださった保護者のみなさま、ありがとうございました。
川越高校のみなさま、ほんだ先生、昨日は何から何までお世話になりました。ありがとうございました。
あんまり使えないと思ってるかもしれませんが(笑)、来年の大会では仕事割り振ってくださいな。
『吹奏楽ベーシック講座』という本に載っていた、丸谷先生のお言葉。
~ 新しい曲を次々とやっていくのもいいけど、自分が本当に惚れ込んだ曲を、相手の人に分かってもらえるまで繰り返し演奏すべきだと思うんです。 … 僕らは今、どこへ行っても「アルメニアンダンス」をやってるんです。この辺にいるオバチャンが「このあいだのアルメニアンダンスこうだったわね」って話をするようになるまでやりたい ~
オケの演奏会は、ほんとうにプログラムがかぎられている。
アマチュアのオケだとなおさらだ。プロオケでも、新しい作品、有名どころでない作品の演奏会は、たぶんお客さんが入らないのだろう。
一方、吹奏楽の世界は、コンクールでも演奏会でも、上手な学校になればなるほど、新しい作品を演奏する。
それはそれで、新しいレパートリーの開発という重要な役割を担っているのはたしかだが、名曲とよばれる作品も大事にしていくべきだろうと思って、今回の演奏会では「たなばた」をとりあげたのだ。
うそです。やりたかったから。
みんなが好きな曲であることは間違いない。
またぁ? って言われるかなと思ったりもしたが、丸谷先生のお言葉を読んで安心した。これからも機会あるごとに大事に演奏していこうと思う。
何日か前に、何かお手本の音源を聴きたくなり、たしか自分の記憶のなかで一番好きだった「管楽合奏コンテスト」のCDを探したのだが見つからず、急遽新宿のタワレコで「土気シビックオーケストラ」のCDを買ってきて聴いた。
やっぱ、うまいね、大人は。
でも、うますぎるのだ。
こんな感じであっさりやってみました! という感じで実にしゃれた演奏。
その一方で「たなばた」のもつ吹奏楽独特のアマチュア感がなくて物足りなかったのも事実だ。
名曲だが難曲ではない。難曲ではないけど、楽器をもって1年、2年の学生さんにとって易しい曲ともいえない。
「たなばた」のもつ魅力は、いかにも吹奏楽だよねという音楽を、できれば若いプレーヤーが心をこめて、一生懸命さらいました! という気持ちで吹くのがぴたっとくる曲という勝手な定義を自分的にはもっている。
なので、うちにはぴったりかな、と。
そういう意味で、昨日はけっこういい感じだったんじゃないかなと思っている。
ふだん、目があわない子とも何回か目があい、へえ、あの子も指揮見れるようになってきたのかと思うことがあった。
「ルパン」は、正直いってジャズのノリが身体に入ってない。
見に来てくれたOBが「ルパンって、うるさいですね(笑)」と語っていった。
いきおいだけではなく、も少しアダルトにしたいものだ。