3学年だより「その後の成瀬(1)」
いろいろ書いてきたが、シンプルに言えるのは「受かる人は受かるし、受からない人は受からない」ということだ。
そしてほとんどの人が、自分自身がどうなるかを、潜在意識ではほぼ正しく予想している。
今日起きることは、たまたま今日だけ起きることではない。
明日起きることは、すでに起きることが決まっている。
たまたまその日だけ調子が悪かった、運が悪いよねということはなく、それまでどうすごしてきたかの結果として、そうなっているというのが実際のところなのだ。
だから逆に言えば、たまたまその日だけ運が悪い出来事があったとしても、それによって結果は変わらない。
受かる人は受かるし、受からない人は受からない。
受かる人は受かるのだから、ここ一番のがんばりを発揮しようと力む必要は無い。
受からないとしても、それ自体が自分の潜在意識による選択なのだから、悔やむ必要もない。
共通テストで学校で一番の成績をとった成瀬あかりは、二次試験をどう迎えたか。
No.9~12で紹介した『成瀬は天下をとりにいく』の主人公、成瀬あかり。
滋賀県一の進学校膳所高校に入学後、髪を全部剃ってみたり、かるたの全国大会に出場したり、漫才コンビ「ゼゼカラ」として夏祭りの司会をしたりした成瀬も、高校3年になった。
新刊『成瀬は信じた道を行く』所収「成瀬慶彦の憂鬱」では、父慶彦の視点から、二次試験を迎えた「成瀬あかり」の様子が描かれている。
~ ダイニングテーブルではあかりがいつもの調子でハムエッグ丼を食べている。急激な血糖値の上昇を抑えるため三十回は噛むようにしているそうで、早食いの慶彦は途中から合流しても同じぐらいに食べ終わる。美貴子は洗濯や掃除など朝の家事に勤(いそ)しんでおり、昨夜見た検索履歴について切り出すのは難しかった。……
「それでは、行ってくる」
高校は自由登校になっているが、あかりは毎日出かけている。日々部屋に閉じこもるより、外の空気に触れたほうがパフォーマンスが上がるらしい。~
3学期、平常授業はなくなったが、基本的に学校に出かけて勉強している。
いろいろ書いてきたが、シンプルに言えるのは「受かる人は受かるし、受からない人は受からない」ということだ。
そしてほとんどの人が、自分自身がどうなるかを、潜在意識ではほぼ正しく予想している。
今日起きることは、たまたま今日だけ起きることではない。
明日起きることは、すでに起きることが決まっている。
たまたまその日だけ調子が悪かった、運が悪いよねということはなく、それまでどうすごしてきたかの結果として、そうなっているというのが実際のところなのだ。
だから逆に言えば、たまたまその日だけ運が悪い出来事があったとしても、それによって結果は変わらない。
受かる人は受かるし、受からない人は受からない。
受かる人は受かるのだから、ここ一番のがんばりを発揮しようと力む必要は無い。
受からないとしても、それ自体が自分の潜在意識による選択なのだから、悔やむ必要もない。
共通テストで学校で一番の成績をとった成瀬あかりは、二次試験をどう迎えたか。
No.9~12で紹介した『成瀬は天下をとりにいく』の主人公、成瀬あかり。
滋賀県一の進学校膳所高校に入学後、髪を全部剃ってみたり、かるたの全国大会に出場したり、漫才コンビ「ゼゼカラ」として夏祭りの司会をしたりした成瀬も、高校3年になった。
新刊『成瀬は信じた道を行く』所収「成瀬慶彦の憂鬱」では、父慶彦の視点から、二次試験を迎えた「成瀬あかり」の様子が描かれている。
~ ダイニングテーブルではあかりがいつもの調子でハムエッグ丼を食べている。急激な血糖値の上昇を抑えるため三十回は噛むようにしているそうで、早食いの慶彦は途中から合流しても同じぐらいに食べ終わる。美貴子は洗濯や掃除など朝の家事に勤(いそ)しんでおり、昨夜見た検索履歴について切り出すのは難しかった。……
「それでは、行ってくる」
高校は自由登校になっているが、あかりは毎日出かけている。日々部屋に閉じこもるより、外の空気に触れたほうがパフォーマンスが上がるらしい。~
3学期、平常授業はなくなったが、基本的に学校に出かけて勉強している。
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