中米カリブ大会(プエルトリコ)は29日、男女種目別決勝の前半をおこないました。男子のほうでは得点が観客のブーイングにより変更されるといった騒動が起きたそうです。
・採点に非難ごうごう(International Gymnast)
つり輪でカルモナ(ベネズエラ)の得点が14.825と表示されるや、ファンが不満のブーイング。これはどうやら着地の乱れにもかかわらずこの点は高すぎる、といったものだったらしく、10分間ブーイングや指笛が止まなかったそうです。結局その後、得点は14.775と下げられ、1位が3名同点という結果に・・・。
地元プエルトリコの審判は「観客の反応を見てから、ビデオ判定することを決めた」と明かしました。これに対し、ブラジルの審判は、「すべての演技は、難度や組み合わせ加点によりDスコアが決まる。一般の観客にそれがわかるわけがない」と反論。地元選手に有利にはたらいたとも思えるこの採点ですが、前出のプエルトリコ審判は「別に誰も傷ついていないし、いいじゃないか」みたいなコメント(よくねーだろ!)
カルモナ選手ご本人は、
「観客が圧力をかけた結果だと言えるかも。明らかに、今日見にきた観客は体操にあまりくわしくはない。私の演技は着地をのぞけばノーミスだったのに・・・まあ、運よく(同点3名)金メダルを獲れたけどね」
と話しました(30歳。さすが大人)ほかの種目でも疑惑の採点があったようです。個人総合の点も何かちょっと高いなぁという印象でしたが・・・(演技を見ていないので何とも言えませんが)世界選手権や五輪でコレはカンベンしてほしいものです!!
<つり輪の結果>
1. ヒラルド(コロンビア)、ラモス(プエルトリコ)、カルモナ(ベネズエラ) 14.775
4. フエンテス(ベネズエラ) 14.600
5. ルーゴ(コロンビア) 14.550
どうしてもネモフを思い出しますよね・・・。