年末の慰労の温泉として"グリーンプラザ軽井沢"(写真)に行ってきた。
ここは、同じグリーンプラザでも”箱根”よりもかなり安く泊まれ、
天然温泉とちょっと高級なグリルビュッフェが気に入って、年に2回ほど利用している。
軽井沢駅から送迎バスの便があるが、
軽井沢自体が新幹線でしか行けないのが玉に瑕
(往きは新幹線でもいいが、帰りはあっけなさすぎる)。
そこで今回は、仕事の慰労に加えて、連日のパーティとこれから迎える正月太りに対処するため、
帰りは軽井沢から横川まで旧国道を歩いて下ることにした(2回目)。
2日前に軽井沢までの長野新幹線の指定席は予約してある。
東京駅で新幹線の自動改札口に切符を入れ、そのまま取り口にある切符を取って、
乗車するホームに上がる。
乗る予定の長野新幹線「あさま」はすでにホームに入っている。
予約席を確認するために切符を見たら、
なんと、私の手にしている切符は、いつのまにか行き先が「新潟」になっているではないか!
これ、別路線の上越新幹線(軽井沢は通らない)の切符。
この切符では自分の予約席もわからず、そもそも目的地へ行けない。
発車まであと10分を切った。どうする?
謎のすり替わり事件は、さっきの自動改札口で起きたに違いない。
のんびり階段を下りる家族連れをなんとか追い越し、改札口に駆け寄り、
どうでもいい用事で駅員と話し込んでいる新幹線素人の客に割り込むように、
自分のトラブルを話した(ちょっと強引だが、緊急事態なので…)。
駅員(♀)が自動改札の蓋を開けて、切符をチェックするが、見当たらない。
発車時間が迫ってくる。
駅員も事情を知っているだけにあせりを示し、
改札口そばで他の駅員に相談している女性客の切符を覗く。
するとその客が私の軽井沢行きの切符を持っていて相談していたところだった。
無事に切符を取り戻し、予約した席に座る。
今後は、予約した席番号は控えておこう。
思わぬアクシデントを乗り越え、無事、軽井沢駅に着いた。
気温は3℃。
軽井沢の”駅前スキー場”以外は雪はないが、
標高1000mの星野温泉付近から雪が目につき、グリーンプラザのある北軽一帯は真っ白。
さっそく温泉に浸かり、思い切り手足を伸ばす。
ボーッとすることで、今年一年の精神的疲労までも消え去る
(幸い、ここ数年は、肉体疲労すなわち肩や腰の痛みから解放されている)。
夕食は、たまには通常のバイキングにするつもりだったが、
やっぱり今回もグリル・ビュッフェにした。
こちらは料理の品数こそ少ないが、リッチで凝った料理なので食べ甲斐がある
(メイン料理以外はバイキング形式。グリーンプラザの通常の”バイキング”は浜名湖で堪能しているし)。
それにこっちは客がぐっと少なく、子供連れもいないので静かな雰囲気。
従業員も余裕があるので、一人客の私に話しかけてくる。
こちらも心地よくなり、ワインを2杯も飲んでしまった
(普通のバイキングでは、余分な液体を胃に入れたくないので水以外は飲まない)。
食後は、部屋のテレビで「坂の上の雲」を(ワインのせいで)半分居眠りしながら観て、
退屈しのぎ用に持ってきたお勉強の本からノート作りの作業
(つい仕事を持ち込んでしまう)。
その作業を夜10時前に終え、3回目の入浴の後は、
就寝前のお楽しみタイム=酒とつまみと家から持ってきたDVD観賞
(このためにノートパソコン持参)。
旅宿ではいつもこれを楽しみとしているので、その前にあえて仕事タイムを設けて、
気分のメリハリをつけるわけ。
そして自然に眠くなったら寝て、
目覚ましをかけずに目が覚めたら起きる。
朝風呂に入り、朝食のバイキングを平らげ、のんびりチェックアウト。
そして予定通り、軽井沢から旧国道18号を長い下り道を13kmほど歩いて、
横川駅に降り立った(途中、峠の湯に入浴)。