今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

中京から新しい政治が生れるか

2011年02月06日 | 時事
愛知県知事・名古屋市長・そして名古屋市議会の解散の投票は、
大方の予想通りの結果になった(ちなみに私は都民なので投票権なし)。
元・民主党の名古屋市長と、元・自民党の愛知県知事が、
それら党の公認候補を破って選ばれたことは、
民主党と自民党という”二大政党”そのものが拒否されていることを意味する。
そして、政党以前に議員の座にあぐらをかいている職業政治家らに”解散”を命じたことも意味がある。
これらの動きは注目に値し、愛知・名古屋が新しい政治の震源地になるかもしれない。

私は、今の日本を救うには”大連立”は有りだと思っている。
たとえば、民主と自民がそれぞれ新・旧(しがらみ無し・有り)の2つに分裂して、
とりあえず”新”同士が1つの救国政党を作って、
55年体制から抜けきれない旧民主(万年野党レベル)と旧自民(耐用年数終了)の
二大亡国政党を蹴散らしてほしい。

ホントの理想は、政権担当可能な2つの政党が切磋琢磨する状態(二大政党制の理想)。
ところが今は、政権担当能力を放り出した党と未熟すぎてお話にならない党の二大政党だから困ったものだ。
(こう堂々といえるのは、私は前回の衆院選で自民にも民主にも入れなかったから)

政界再編を期待するにも、自民からは少数勢力が抜け出ただけだし、
民主は分裂するにしても小沢対反小沢という対立軸でしかない。
そもそも私が期待する”新”に該当するのはいったい誰か。
今、衆議院が解散されても、投票先に苦慮する。

それに対して、地方から国政を変えるという発想は、既成政党いや、
政党政治そのものの枠を越える動きをもっている。
これはいうなれば幕末の薩長的発想ともいえるが、
愛知なら、むしろ信長・秀吉・家康の”三英傑”気取りになって、
「尾張・三河(中京)を制するものは、全国を制する」と息巻いてほしい。
(正直、あの二人だとちょっと小物感が強いが、その意気をよしとしよう)。

ただ「中京都」というネーミングにはちょっとひっかかる。
飛騨高山などの”小京都”には勝つが、”(大)京都”には負けるっていう感じがして。