9月の友人たちとの山陰旅行以降、大学の後期授業が始まったこともあり、また週末は新居の整備と新しく生れた姪を見るため帰京していたこともあり、10月下旬になってやっと次の旅に行くことができた。
今回は奥三河の旅。
一泊目は鳳来寺の渓谷沿いにある湯谷温泉、二泊目は愛知の最高峰茶臼山高原。
新城市の湯谷温泉は東名高速を使えば豊川インター経由で短時間で行けるが、それでは運転の楽しみがないと、豊田から三河高原を横断する道を選んだ。
今回、それがわが愛車にとってとんだ災難になるとは、運転手の私すら思いもよらなかった(この話は後日に)。
さて、湯谷温泉の宿は二回目の利用となる「湯の風HAZU」。
この宿はHAZUグループの中で最もお手ごろ料金で泊まれる。
しかもここは1泊で正午から正午まで24時間いられるのがいい。
前回は、目の前の板敷き渓谷の馬の背岩が正面のいい部屋だったが、今回はちょっと節約して、山側の安い部屋にした。
この宿、民間の温泉旅館にしては安目だけあって、室内は古い温泉旅館のままで、たとえば階段の段差が大きく、エレベータ内は丸ボタンで、室内のトイレは和式。
いくらなんでもどこかに洗浄器付きトイレがあるだろうと、廊下の共同トイレを見たら洗浄器つきだった(こういう移行段階の宿はけっこうあるので、諦めないこと)。
わがWi-Fiは圏外だったが、宿固有の無線LANがあるのはうれしい。
風呂は内湯と露天があるが、浴室がそれぞれ1つなので、男女入れ替え制(男は昼から夕食後までが露天)。
泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、塩素循環はしているが、加水はしていない。
さて、露天のサンプルを取り、計測してみる。
残留塩素は0,pHは6.5,Mアルカリ度は40、温泉の濃さの指標となる電気伝導度は3960(26.1℃)と高い。
酸化還元電位は計器の電池切れで計測不能(☜出発前に電池チェックすべし)。
伝導度は、私が利用する他の温泉宿と比較しても高い方なので、名実ともに”温泉”として堪能できる。
そしてチェックアウトが12時までだから、温泉にもよけいに多く入れるし、
朝食後、ロビーのソファでゆったりとセルフサービスのコーヒーを飲み、こうしてパソコンを打てるのもいい。
充実した一泊になる。