2月28日に脳梗塞に見舞われた母は自分で救急車を呼んで、日医大のICUに入れられ、
数日後一般病棟に移った後、リハビリ専門病院に転院した。→記事
そして約2週間の入院生活を経て、昨日退院に至った(私は名古屋にいた)。
症状が出た脳梗塞としては最短といえよう。
脳梗塞は発症してから3-4時間以内に治療を受けるのがベストと言われるが、
症状が軽いとかえって確信がもてずに様子見となり、時間が経過して症状が重くなって始めて梗塞だと確信する。
その時はベストタイムを逸している。
母がそうだったが、それでも後遺症は軽微で、しかも日に日に回復していった。
自宅での生活が可能ということで退院が許可されたはずだが、それだけでなく、
入院が長引くことによる悪影響もあるようだ。
母と同室だった人は最初はきちんと会話できたが、数日の間に認知症の症状が出てきて、夜中で大声を出すようになったという。
精神的な後遺症はまったくない母にとって、そのような環境はかえってストレスになる。
それもあって早期退院を何より喜んだのは母自身だ。
ただし歩行に若干の不安がある。
一番怖いのは、歩行中の転倒だという。
それによって、大腿部骨折による寝たきり化(上記の例のように認知症を併発するおそれ)、あるいは頭部を打つことによる脳損傷の危険がある。
なので外出はまだ控えている。