今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

医院をハシゴ

2022年02月18日 | 健康

後期試験に入試と年度末の大仕事がほぼ終わったので、久しぶりに帰京して、自分の体のチェックのため、予約していた自宅近所の医院を3軒ハシゴした。

まずは4ヶ月ごとに通っている眼科に、眼圧を下げる薬をもらいに行く(緑内障予防のため)。
毎回の眼圧検査で、眼に空気圧がかけられるのだが、空気が吹きつけられた瞬間に瞬目反射をしてしまう。
システム0による反射(脳ではなく脊髄が起点)だから、自身の意思(大脳・システム2)ではコントロールできない。
実際、「瞬きするまい」という強い意思をもって検査に臨むのだが、1度も反射を抑えたためしがない。
もっとも自己の意思決定を待たないこのすばやい反射反応があるから、外からの思わぬ異物に眼が守られるわけだ。
検査の結果、眼圧は正常で、いつも通りの薬を処方してもらう。

つぎに、歯科に、年一回の歯石を取りに行く。
歯科に行く前日の昨日になって急に奥歯が疼きだしたが、今朝になってそれが止んだ。
そのことを話すと、見たところ歯に異状はないとのこと。
歯科医から技士に入れ替わって歯石を取ってもらうのだが、その最中に口内に入れられた歯石を削る器械から出る水が口腔の奥の或る場所に触れると、嚥下(えんか)反射をしてしまう。
といっても意思で舌根を盛り上げて口内の水を飲まないうようにしているのだが(口内には水を吸い出す器械も入っている)、嚥下反射のゴクリという運動反応は口内が大きく動くので、歯石除去作業の妨げになる。
だがこれもシステム0の命令だから、自身の意思(システム2)ではコントロールできない。
口内で噛み砕かれた食べ物が奥にある反応ボタンに触れると、意思を待たずに自動的に呑込む仕組みなわけだ。
この反射が作動しないと、食事中あっというまに口内に食べ物が溜まってしまう。

これら2つの反射は医療場面では邪魔になるが、生体にとってはありがたい機能なのだ。
今日の歯石取りは下列だけで終わりなので、来週の予約をする。

最後は、2月ごとに通っているクリニックに、3回目のワクチン(ファイザー)接種を受けに行く。
書いてきた問診表を医師にチェックされて、今の状態を確認され、別室で看護師に注射をされる。
その後15分間院内で安静にして、問題がないので解放される。
数時間後に、上腕の接種部位に軽い炎症反応が始まる。
これも意思とは独立したシステム0の免疫系による情報反応である(上の反射よりは情報の識別性が高い)。

かように、あちこちの身体部位におけるシステム0の反応を経験した一日だった。


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