私設日進気象台における本日10月18日の日射量の最大値は729W/m2(11時43分)で、1250W/m2に達する盛夏時と比べて55%の値。
有害紫外線量の指標であるUVIndexは3.9(11時20分)で、12を越える盛夏時と比べて1/3(33%)に減っている。
かように夏に比べて太陽光が弱くなっている。
この変化は公転による太陽高度角の減少によるもので、その分太陽が視野に入りやすくなるため、人が感じる眩しさは増える傾向にある。
また日射量の減少に比べてUVIndexの減少率が大きいのも知っておく価値がある。
いいかえれば日射量(で測定される太陽光)を構成する他の周波数帯、すなわち可視光や赤外線などの長波は、紫外線ほどには減少(減衰)しないということ。
日の出・日没頃の空が赤いのも、短波長の紫〜青の光が(低高度によって)長い大気中を通るうちに減衰するのに対し、長波長の赤の光は減衰しないで届くから。
秋分(9/23)を過ぎて、立冬(11/8)に向かう今は、一年の黄昏(たそがれ)時に向かっているわけだ。