先日、記録的短時間大雨情報の恐ろしさを記したのは、梅雨末期の秋田・山形の被害に対してだった☞記事
はっきり言って”他人事”だったが、なんとその記録的短時間大雨情報が、本日、我が家のある東京都文京区に発表された(洪水警報も発令され、「警戒レベル4」(避難指示)に該当した)。
外を見ると、滝のような大雨で、隣の北区では時間雨量105mm/hの強雨(気象庁用語では80mm/h以上を「猛烈な雨」※)。
1時間に50mm/hの雨(「非常に激しい雨」)で側溝が溢れるから、道路が冠水しておかしくない。
※:100mm/h以上の雨の呼称がないので、私は「瀑雨」(ばくう)と命名している。
我が私設「本駒込気象台」での最大瞬間降水強度は18時39分に311.mm/hの驚異的値(瞬間値だからすぐ下った)。
そして18時40-50分の10分間で20mmを越えた(時間雨量に換算すると120mm/h)。
我が家の総雨量は18時から20時までの2時間で99.4mmに達した。
そして降水の直前に、気圧は3hPaほど上昇した。
低気圧による雨と違って、背の高い積乱雲による降水の場合、まず露払い的に高さ1万mから下降流がやってくる。
すなわち空からの圧がかかる。
また降水によって気温も26℃まで下って、すごしやすくなった。
前の記事で「災害が必発する」と記した記録的短時間大雨情報発表下だったが、我が家は地形などの効果(台地で近くに河川がない)で被害とは無縁だった。
なお練馬・板橋区では道路が冠水し、車が水に浸った。