ビッグ３

私が子供の頃は、テレビは一家に１台しかなかった。従って、日曜日に父親がゴルフ番組（日本のトーナメント試合）を見ていると、それを一緒に見るしかなかった。毎週、ゴルフ番組を見ていて、日本の選手の名前もたくさん覚えたが、それ以上に興味を持ったのは、世界にはこうしてＴＶに出ている日本人選手よりももっとすごい選手がいっぱいいて、その中でも特にすごいのが「ビッグ３」と呼ばれる３人の選手であるということであった。それが、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラウス、ゲーリー・プレーヤーの3人である。
青木選手や中島選手がアメリカツアーで活躍をする前の話である。現在の野球で言えば、野茂やイチローが活躍する前の大リーグのようなものかもしれない。普段はみることができないが、たまに日本人のトップ選手が海外遠征しても、華々しい成績を収めることができないという状況で、世界にはものすごい選手がいっぱいいるのだと思ってしまうという感覚である。ということで、この「ビッグ３」のサインなのだが、まだどうしてもジャック・ニクラウスのサインが入手できないでいる。