男子テニスのシングルス世界ランキング1位に輝いた選手を紹介しているが、まだ大物のマッツ・ビランデルが未紹介だったので紹介しておく。彼は、私の記憶の中では本当に強いという印象がある。実際彼の成績を見ると、ツアー優勝40勝でうち33勝がシングルス、7勝がダブルスで、シングルス33勝のうち4大大会優勝が7回という輝かしい戦績だ。また彼は、テニス史上3人しかいない芝・クレー・ハードの3種類の全てのコートでメジャータイトルを取った選手の1人である。残りの2人が、ジミー・コナーズとアンドレ・アガシ(2007年7月10日にサインを紹介済み)である。しかしこの3人の現時点での知名度を考えると、何故かビランデルは、コナーズやアガシといったスター選手に比べてやや低いような気がする。メジャータイトル獲得回数も、ビランデルは7回、コナーズ、アガシが8回だから、ほとんど一緒である。ものすごく強かったという印象はあるのだが、かれの場合は消えるのも速かったと記憶している。年代的には、ビヨルン・ボルグ(2007年7月10日サイン紹介済み)とピート・サンプラス(2007年12月20日紹介済み)というカリスマ的な選手の間の時期だったのが、知名度が今一つの理由かも知れない。