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ジョン・スタークス サイン NBA

元NBA、NYニックスのジョン・スタークスのサイン。バスケットボールについてはあまり知識もないし、試合もそれほど見たことはないのだが、NYにいた時は、TVで地元ニックスの試合を時々みていた。ニックスの選手で特に印象的だったのがこのジョン・スタークスで、3ポイントシュートを次々と決めていた。彼が3ポイントシュートの名手なのか、私が見た試合でたまたま良く決まっただけなのかは判らないが、とにかく遠くからポンポンとシュートを決める彼のプレーが印象的だった。また、NYで一度本物の彼に実際に会ったことがある。私が住んでいたスカースデールという町から車で北に10分ほどのところにホワイトプレインという町があり、そこに大きなショッピングモールがあるのだが、そこのハンバーガーショップで食事をしている彼を見かけた。最初に彼に気づいた時は100%自信があるわけではなかったが、少しすると、彼のテーブルに少年が近づいていき、サインをねだっていたので、やっぱりと思った。あんなところでもサインをねだられてスター選手は大変だなぁと思って見ていたが、渋々という感じでサインをしていた。周りの人も間違いなく彼に気づいていたと思うが、プライベートの時間にはサインをせがまないというマナーがあるのだろうか、続いてお願いする人はいなかった。
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月魚 三浦しをん 

本書は「無窮堂」という老舗の古本屋にまつわる2人の若者の話だが、この本の良さを言葉で表すのは難しいかもしれない。2人の若者の心のわだかまりの原因になった事件とか、買い付け競争での展開とか、ストーリーを追うだけでも十分に面白いのだが、本書を読んでいて強く感じるのは、文章自体の不思議な雰囲気だ。これまでに読んだ作者の「風が強く吹いている」「まほろ駅前多田便利軒」ではそう感じた印象がない。作者の作風が変わったのか、それともストーリーがおとなしい分だけそうした印象が強くなったのか。その辺の本当の事情は、2001年に刊行された本書と「風が‥」「まほろ駅‥」が書かれた2006年までの間に出た本を読めば判るかもしれない。(「月魚」三浦しをん、角川文庫)
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