goo

ロン・ギドリー サイン MLB

NYヤンキースの名投手、ロン・ギドリーのサイン。現役時代にバッテリーを組んだサーマン・マンソン(不慮の事故死を遂げたマンソンについては2007年10月23日に紹介)と彼の写真の中央にサインが埋め込まれたしゃれたデザインの1枚である。ギドリーは現役生活全てをヤンキースでプレーし、通算170勝は球団史上4番目の成績、通算防御率・通算勝率はかの伝説の名投手ホワイティ・フォードに次ぐ球団史上2位の記録となっている。特にすざましいのが彼の1978年の成績で、25勝3敗、防御率1.74は戦後の大リーグの歴史でも燦然と輝く大記録である(防御率の彼のア・リーグ記録は2000年にペドロ・マルティネスが更新)。彼の背番号49は当然ながらヤンキースの永久欠番(投手としてはホワイティ・フォードに次いで2人目)となっている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

忍びの国 和田竜 新潮社

著者のデビュー2作目で本年度の直木賞候補作。話題になったデビュー作「のぼうの城」と同様、戦国時代のあまり有名でない題材にスポットをあて、大変面白く読ませてくれる。新しい「時代小説」というキャッチフレーズが使われているが、確かに作者の2冊には、文章のリズム感や題材において、今まで読んだ時代小説と違うものを感じる。また本編では、登場人物の心理の微妙な変化がストーリー展開の重要な要素になっているのだが、その記述に説得力があってとても判りやすい。人物の心情を短い言葉で的確に表現すること、これがこの作者の最大の才能なのだと思う。(「忍びの国」和田竜、新潮社)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )