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テッド・リンジー サイン NHL
彼は、こうした少しお行儀の悪い選手なのだが、NHLの世界で尊敬を集める大きな理由がある。それは、彼がNHLで初めて選手会を組織し、選手の待遇改善に努力したからだ。今でこそNHL選手の年俸は何十億円という他のプロスポーツと比較して遜色のないレベルになっているが、1950年頃のホッケー界は年俸が最高の選手でも数百万円程度と極端に待遇が悪かったという。こうした待遇を改善すべく立ち上がったのがテッド・リンジーで、言うなれば全てのNHL選手の現在の待遇の良さは、彼の尽力から始まったといっても良さそうだ。そうした彼は、当然経営側から疎んじられ、ついにはレッド・ウィングスを放逐されてしまった。こうした自分の犠牲を顧みずに同僚の選手達のために尽くしたことが、彼の大きな業績なのである。サインは「テリブル・テッド」という感じではなく、至って判りやすいきれいサインである。
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