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浜村渚の計算ノート5 青柳碧人

相変わらず本屋さんで購入するのが恥ずかしいような表紙だが、恥ずかしさの度合いがますます強くなってきた。本書の表紙の基調の色がピンクっぽいということもあるが、シリーズの5冊目ということが一目瞭然の題名なので、「もう5冊も読んでいるということはかなりのファンなのだろう」と思われてしまうからだ。別に大好きで新しいのが出るのを待ち望んでいるというようなコアなファンではないのだが、色々手を変え品を変えて楽しませてくれるし、今度はどんな数学問題が関わってくるのかが少し楽しみで、つい恥ずかしさを堪えて買ってしまうのだ。なお、今回の作品集は、「聞いたことがないが判り易く面白い数学問題が取り上げられている」という特徴がここ2,3作よりも強くなっているようで、楽しめたし、良い方向に変わってきているなという感じがした。(「浜村渚の計算ノート5」 青柳碧人、講談社文庫)

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