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ドイツ帝国が世界を破滅させる エマニュエル・トッド

本屋さんで見かけて面白そうな題名だったので入手したが、そのあとでベストセラーランキングにも登場しているのを見かけた。同じように考えて手にする人が多いのかもしれない。よく売れているらしい。最初の数ページで、「ロシアは基本的には守りの国」「ロシアの悪玉イメージは欧州の戦略」という話が出てきて、そうした見方が可能であるなぁと感じた。現在のロシアの人口は1.5億人で日本とあまり変わらない。その人口で日本よりもはるかに広大な国土を守るということの大変さを考えると、著者の言っていることも絵空事ではないような気がする。もしかしたらこの本は掘り出し物かもと感じてうれしくなった。(「ドイツ帝国が世界を破滅させる」 エマニュエル・トッド、文春文庫)

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