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君の名は。 新海誠

今、映画と小説が大ヒットしているというので、読んでみた。二人の若者の人格が入れ替わるというかなりベタな設定の話だが、それに時間のずれと若者の心という二つの要素が組み込まれた心暖まるストーリーが心を打つ。解説を読むと、小説と映画が同時進行で作られたとある。もしこの小説が先にあって、それを映像化するとなると、かなり悩ましいことになるに違いない。同時進行だからこそという部分が映画にはあるのだろう。それに、映画では、もう一つの大切な要素として、音楽とのコラボがあるという。読み終えたところで、これは映画を是非見なければという思いにさせる一冊だ。(「君の名は。」  新海誠、角川文庫)

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