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書店主フィクリーのものがたり ガブリエル・ゼヴィン
2016年の本屋大賞翻訳部門第1位と帯にあったので、読んでみることにした。島に1つしかない本屋さんを営む主人公に突然訪れる出来事。それまで色々な不運が続き、人間不信・厭世感に囚われてしまっていた主人公がその出来事をきっかけに少しずつ変わっていく様が描かれている。多くの国でベストセラーになっているというのがよく判る、心温まる1冊だ。本書には何十冊もの小説の題名がでてくるが、自分が読んだことのある本は数冊しかなかった。これらの本を読んだことのある人には、本書はもっと面白いのだろうし、別の感慨などがあるのかもしれない。こうしたことは本に関する知識や読書量だけではないだろう。例えば、本書に登場するある稀覯本の説明のところで、「ホナス・ワグナー」のカードのようなものというくだりがあるが、この部分などもそのカードのことを知っているのと知らないのでは、読み方が随分違ってくるはずだ。こうしたことは何も本署だけに限らないだろう。本が好きであれば好きであるほど、本をたくさん読んでいれば読んでいるほど、1冊の本を読む楽しさは増すのかもしれない。本書を楽しく読みながら、そんなことを考えてしまった。(「書店主フィクリーのものがたり」 ガブリエル・ゼヴィン、早川書房)
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