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やりたい事は二度寝だけ 津村記久子

最近良く読むようになった作家のエッセイ集。小説家のエッセイ集を読むと、今まで読んだ著者の小説の原点ともいうべき考え方、物事のとらえ方、表現の仕方などが色々判るような気がする。朝TVでやっている「星占い」のようなものに対する考え方とか、昔のドラクエをやっていた頃の思い出など、何だか自分と似ていつようで、ついうなづいてしまった。また、著者の作品のなかで色々な「祈り」の姿が描かれているが、そのあたりの感じが「作家自身」の考え方が強くにじみ出ていることも分って大変面白かった。ネットで調べると、著者の書評を集めた本も刊行されているらしい。どこまで共感できるか、直ぐにも読みたくなってしまった。(「やりたい事は二度寝だけ」 津村記久子、講談社)

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