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これからお祈りに行きます 津村記久子

最初に読んだ作者の作品「浮遊霊ブラジル」と似た雰囲気の中編2編が収められた一冊。作者の妄想のような奇妙な設定と緻密な描写、滲み出るユーモア、独特の語り口、これらが面白くて、癖になりそうだ。まだまだ未読の作品は多いし、エッセイ集も何冊か出ているし、どんどん新作も出そうだし、当分この作者の作品で楽しめるのが嬉しい。(「これからお祈りに行きます」 津村記久子、角川文庫)

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