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ミャンマー金融道 泉賢一

民政化が進められた2010年代のミャンマーで金融システムの整備に多大な貢献をした日本の銀行マンの自伝。ちょうど自分が毎年1〜2回ミャンマーに行っていた時期と重なっていて、色々懐かしい話が多かった。その当時から、何人ものミャンマーの銀行員から三井住友銀行の駐在員で凄く面白い人がいるということは聞いていた。とにかくミャンマーの金融制度整備やミャンマー語習得に熱心でつい応援したくなると口々に言っていたのを思い出す。読んでいて共通の友人も何人かいるようだが、軍事クーデター後自分もミャンマーの知り合いに危害が及ぶといけないので連絡するのを控えているので、ミャンマーの将来を案じる著者の気持ちが痛いほど分かる気がした。(「ミャンマー金融道」 泉賢一、新潮新書)
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