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マスクは踊る 東海林さだお

いつものゆるいエッセイだが、本書はエッセイの他に著者自身のマンガが収録されていて、少し特別感がある内容。著者80歳代ということで、昭和ノスタルジー的なものとか認知症に関する話とかが多くなっていて、読んでいて少し辛いところがある。後半はコロナ禍以降に書かれた作品で、マスク着用の日常化と「目は口ほどにものを言う」という表現の先鋭化の指摘などは、全くその通りだなぁと感じた。(「マスクは踊る」 東海林さだお、文春文庫)
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