書評、その他
Future Watch 書評、その他
カレンダー
2024年7月 | ||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
![]() |
||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | ||
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | ||
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | ||
28 | 29 | 30 | 31 | |||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
|
goo ブログ
過去の記事
カテゴリ
サイン集(559) |
コレクティブル(495) |
読んだ本(2934) |
映画、観劇、音楽、その他(257) |
Weblog(2) |
最新の投稿
死の貝 小林照幸 |
未整理な人類 インベカヲリ |
寄席 お笑いぱっちり倶楽部 |
漫才 寄席漫才の底力 |
シュレーディンガーの少女 松崎有理 |
ラグビー 横浜キャノンイーグルスVSクボタスピアーズ |
漂流老人ホームレス社会 森川すいめい |
その復讐、お預かりします 原田ひ香 |
嘘つき姫 坂崎かおる |
大ピンチずかん2 鈴木のりたけ |
最新のコメント
htsunai/絵画展 コートールド美術館展 |
芋田治虫/王室と不敬罪 岩佐淳士 |
omachi/いつかの人質 芦沢央 |
Unknown/古書店アゼリアの死体 若竹七海 |
野っ原/ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢 |
mimizuku/三月 大島真寿美 |
岡本 絵里奈/ミャンマーの柳生一族 高野秀行 |
神崎和幸/おれは非情勤 東野圭吾 |
bigboss/1959年 ワールドシリーズ |
衣恵/るり姉 椰月美智子 |
最新のトラックバック
ブックマーク
goo
最初はgoo |
プロフィール
goo ID |
yb2007 |
性別 | |
都道府県 |
自己紹介 |
非公開 |
検索
gooおすすめリンク
![]() |
URLをメールで送信する |
(for PC & MOBILE) |
![]() |
![]() |
ミステリーで読む平成時代 古橋信隆
文学研究者による平成に書かれたミステリー小説に関する論説集。目次に54編の題名が載っているがそのうち読んだことのあるのは3分の1くらい。題名に「ミステリー」とあるが、取り上げてられている作品はミステリーというよりも犯罪小説、近未来小説、家族小説などの方が多いし、著者の関心はミステリー的な謎解きやトリックではなく、作品に登場する人物の置かれた社会情勢、人間関係、心象風景等にあり、本書の肝はそれらの作品が書かれた時代、扱われた時代の変化と特性を浮かび上がらせるところにある感じだ。著者にとっては、対象とした作品がミステリーであってもなくても良かったようにも思われる。強いて言えば、ミステリー作品は読者にとっては非日常であることが多いので、作家は作品にリアリティを持たせるために時代に即した設定に注力するだろうから、著者の目的である時代考察の題材に適していたのかもしれない。確かに、本書に取り上げられた自分が読んだことのある広義のミステリー作品は、社会派推理小説に限らず犯人の動機などにそうした時代背景が色濃く出ていたなぁなどと思い出しながら読み終えた。(「ミステリーで読む平成時代」 古橋信隆、平凡社新書)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )