若いときに、いずれ暇ができたらもう一度漱石を読もうと思っていた。そのときから、『それから』を読むことに何となく決めていた。
多分、三部作の中間なので読み飛ばした悔いがあったのだろう。今読んでいるが、結構長いし、漢字も難しい。
そうだ、あの頃に、戦前の日本人に較べて、自分たちには漢文の素養がないことに気がついたんだ。
人物描写なんか上手いし、何よりも主人公の代助が自由な考え方をしているのが驚きだ。
大正4年(1915年)の作品とはとても思えない。
これから漱石にはまるかな。
『吾輩は寝ている』
高松市内の金物屋にて
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